しぜん標本箱/第12回「モンシロチョウの初見日」/伊達市室蘭市を含む西胆振のポータルサイトむしゃなび

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掲載日:2006.05.18 [971]


第12回「モンシロチョウの初見日」




生き物たちにとって、待ちに待った春がやってきました。「やってくる」はまさに南から北へ登ってくるのです。 
 桜前線はやっと北海道に上陸しました。時期を同じくウグイスの初鳴日、タンポポの開花日、ツバメの初見日など生き物たちが春を告げてくれなす。, 
 モンシロチョウも春を知らせてくれる生き物の仲間です。5月5日に我が家の庭でモンシロチョウを見つけました。昨年はたしか5月1日頃だったように記憶しています。タンポポの開花日とほぼ同時に見られます。 
財団法人日本気象協会の「季節のたより」によると、今年のモンシロチョウの初見日は例年より旭川・岩見沢が4〜12日早く、他の地域は3〜13日遅いそうです。そういわれると、伊達市街から眺望できる山々の残雪が例年より多く感じられます。 
ご承知のとおり、モンシロチョウはキャベツの代表的な害虫です。キャベツの葉の裏に産み付けられた卵から孵った幼虫は、一番最初に卵の殻を食べるそうです。そして、葉っぱをいっぱい食べて(家庭菜園のキャベツは大被害ですが)緑色になります。そして4回の脱皮をしながら成長し、蛹(さなぎ)を経て蝶に変身します。成虫は約10日の間に交尾をして次の世代に命を受け渡していきます。 
また、数年前(記録では1996年)に北海道に上陸して、たちまち子孫が増えてきたオオモンシロチョウは、普通のモンシロチョウとあまり区別がつきません。しいていえば一回り羽が大きいぐらいです。いちばんの違いは幼虫時代の体の色です。モンシロチョウの「青虫」とは違って、「黒ぶちの模様」があります。近年オオモンシロチョウの勢力が拡大しているそうです。 
《飯塚淳市》

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飯塚淳市プロフィール

飯塚淳市 
 
 生まれも育ちも東京の下町。まだまだ田んぼや池など広がっている中で、物心ついたころからナメクジやシャクトリムシなどの虫を牛乳瓶に入れては玄関に並べる、生き物好きの子どもだった。 
 幼稚園に入る頃のペットはナメクジ。小中学生時代は、部屋中に水槽や虫かご、鳥カゴを並べ、「小さなペットショップにいる生き物はすべて」ペットとして飼ったそう。高校生になると蛇に興味を持ち、アオダイショウを飼って卵を産ませ、幼蛇を飼育したことも。 
 そのまま生き物への興味を持ち続け、北海道の大学に入学し、昆虫学や動物学を学ぶ。キツネが年間にどれだけの昆虫を食べたかを研究し卒業論文に。身体の中のことが知りたくなって大学院へ進み、繁殖生理学を修めた。 
 その後、教師になり、子どもたちに生き物のことを教え、伝えている。 
 現在、北海道教育庁胆振教育局社会教育指導班の社会教育主事。伊達市のカルチャーセンター内の伊達市教育委員会社会教育課で、子どもたちとともに自然に親しむプログラムなどを年間を通じて企画開催している。 
《編集部》

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