むしゃなび特集/2005年4月号/伊達市室蘭市を含む西胆振のポータルサイトむしゃなび

むしゃなび

■ むしゃなび特集 2005年4月号 ■
お花見へ行こう!お花見スポット&お役立ち情報 [5/5]
[6234]


  キッチンヒラオカ

お花見ジンギスカンセット

こちらも、お花見の場所と時間を指定すると、ジンギスカン鍋に、ガスコンロ、ござに皿、箸などすべてセットしてくれ、回収もしてくれるというセット。40年変わらぬ味と言う特製のたれでどうぞ。
ニュージーランド産の上ラムを使用したジンギスカンセット カット野菜付き1人前1300円で、市内どこでも配達、設置、回収します。



同じく市内どこでも配達、
設置、回収してくれる焼肉セット。
1人前1500円から2000円で
カット野菜付き。
自家製ホルモン、和牛肩ロース、
人気の牛タンなどお好みで。

お花見お弁当
800円〜2000円
写真は1500円のもの。
値段、内容はお好みに応じてくれ、
1つからOK。

 伊達市大町の「キッチンヒラオカ」はお肉の販売と、お膳や折り詰め、お弁当などお料理の仕出しを行っている、その名の通り街の「キッチン」だ。
 北海道で焼肉、と言えばジンギスカン。キッチンヒラオカの、40年間変わらぬ味の特製ジンギスカンがお勧めと聞いて、さっそくお店に伺った。
キッチンヒラオカの代表平岡弘(ひろむ)さんは、16歳の時から滝川のお肉屋さんで修行をされていた。滝川には国立の種畜場があり畜産が盛んで、昭和35、6年の当時からリンゴや玉ねぎなどの入った味付きタレに付け込んで食べるジンギスカンはどこの肉屋さんでも扱っていたそうだ。当時は羊は毛をとるために飼われていたので、子羊のラム肉よりもマトンが主流だったそう。平岡さん、その後札幌でコック修行をへて昭和40年に伊達市でキッチンヒラオカをオープンした。

 創業当時から変わらぬ味のジンギスカンの特製のタレは、大きな容器に入ってねかされていた。ふたを開けるとおいしそうな甘酸っぱい香りが漂う。何が入っているかレシピはもちろん秘密。「甘口ですか?辛口ですか?」と聞くと、「甘口でも辛口でもない、ちょうどいい味なんですよ」とにっこり微笑んだ。
 道外出身の私からすると、ジンギスカンといえば、味の濃いタレに付け込んだ真空パック詰めのもの。固くてちょっとくせのある味が苦手だったけど、何日たっても傷まないのはなぜ?と思いながら、よく山やキャンプへ持っていったなあ。
 けれどもキッチンヒラオカさんの味付きジンギスカンをいただいてびっくり。「おいしい!」やわらかいラム肉は、まさにちょうどいいお味で、お肉の味とぴったり。お肉の香りのうつったお野菜もぱくぱくたくさん食べられるし、意外とヘルシーなんだなあ、と私のジンギスカンイメージは大きく変わった。


これが秘伝!!特製タレ

 友人によると、穴(スリット)の空いたジンギスカン鍋を七輪に乗せて焼くと、油が落ちてお肉もお野菜もさっぱりと食べられまた別物の味わいになると勧めてくれた。さすが北海道名物。炭焼き焼肉の良さも味わえそうで、なかなかジンギスカン道も深そうだ。もう少し暖かくなってきたらぜひとも試してみたいなあ。ジンギスカンのほか、しゃぶしゃぶセットやすき焼きセットも人気で専用の鍋も貸してくださるそうだ。ジンギスカンは地方発送もできます。


 さて、キッチンヒラオカは、仕出し部門も大忙し。苫小牧、札幌のホテルで修行されてきた息子さんの公一さんも加わって、折り詰めにお弁当、オードブルなど作っています。一番忙しいのは年末で、豪華なおせち料理は眠る間もなく仮眠しながらつくるそうだ。
 取材中にも、卒業祝いの集まりにオードブルを頼みにきた高校生の男の子達がいて、平岡さんはやさしく微笑みながら、鳥の唐揚げがいいかな?などとあれこれ丁寧に希望を聞いていた。ちょっと緊張した面持ちで、お値段の相談をしていた高校生達も、ああ良かったと、満足そうな笑顔でお店を出ていった。
 お客さんの細かな要望にこたえてくれるお店なんだな、とさわやかな気持ちになったひとときでした。


SHOP DATA

キッチンヒラオカ
〒052-0027
伊達市大町3
TEL 0142-23-2578
FAX 0142-23-2537
9:00〜18:00
定休日
月曜日

 「武者なび」内
キッチンヒラオカ

 










《過去の特集を読む》