むしゃなび特集/2007年3号/伊達市室蘭市を含む西胆振のポータルサイトむしゃなび

むしゃなび

■ むしゃなび特集 2007年3号 ■
海の母ちゃん味自慢 とれたて噴火湾の海の幸を堪能しよう [3/3]
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海の漁師の母ちゃんたちが開発した「味自慢レシピ」

このレシピは、平成18年度伊達市食生活改善協議会第5回例会
健康づくり伊達21「海の母ちゃん味自慢」講演・試食会で公開、調理されたものです。
海の母ちゃん朝市代表伊藤トミ子さん作成。

ホタテ


低カロリーでヘルシーさが魅力
あっさりとした味わいで、煮ても焼いてもおいしいホタテは、子どもからお年寄りまで皆が大好き。
栄養的にはタンパク質、カルシウム、ビタミン、鉄分などが含まれる。
低脂肪で消化も良く、ヘルシーさも大きな魅力。悪性貧血防止に効くビタミンB12や、葉酸、味覚障害を予防する亜鉛も豊富。

注目の天然タウリンがたっぷり
中でもホタテの旨味成分であるタウリンは、目や脳の働きにいいと最近注目度大のアミノ酸。
タウリンは魚介類に多く含まれているが、特にホタテは100〜150g中に、大人1人が1日に必要とする分が含まれています。
その効果は脂肪肝の改善、動脈硬化や糖尿病の防止、体内のコレステロールを取り除き血圧を下げる効果、疲労回復、強心作用、新生児の脳の発育促進などさまざまで、生活習慣病予防にも必須といえそうです。
ホタテのコロコロしゅうまい
1人分栄養価(340kcal、タンパク質21.0 g、脂質2.3g、カルシウム48mg、塩分2.3g)
材料4人分
ホタテ8枚、鶏卵適量、長芋適量、人参小1本、酒少々、砂糖少々、塩少々、シュウマイの皮、グリンピース少々。
タレ(酢、醤油、洋芥子適量)

作り方
1)生ホタテは貝柱だけにし、水洗いをしてペーパータオルで拭き取る
2)1を角切りにし、すり鉢で粗くすり、砂糖と塩を少々入れる
3)長芋はすりおろし、人参は細めの千切りにする 
4)2に3を混ぜ合わせる
5)4を食べやすい大きさに丸め、シュウマイの皮でくるみ中央にグリーンピースをのせる
6)蒸し器に並べ、強火で15分程度蒸す 
7)好みでたれをつける

*ホタテの稚貝があるときは、シュウマイの皮の底に稚貝をひとつづつ入れるとよりおいしい。
*また、ホタテがないときは生鮭をすり身にしてつくっても良い。このときはシュウマイの皮の代わりに、2〜3時間水に浸したもち米(1カップ半)をまぶすと良い。

ホタテ酢みそ和え
1人分栄養価(91kcal、タンパク質11.1 g、脂質1.0g、カルシウム27mg、塩分1.2g)
材料4人分
ホタテ6枚、ねぎ少々、みそ大さじ2、酢大さじ1と1/2、
砂糖大さじ1と1/2、生わさび少々

作り方
1)ホタテ貝柱はゆで、1/4に切る
2)1を水洗いし、水分を拭き取る
3)みそ、酢、砂糖を合わせる
4)ねぎは洗って斜め切りにし、熱湯にさっと通す
5)2、3、4を加え、好みで生わさびを加える
*ホタテ以外にもタコでもおいしくできます。

タコ御飯
1人分栄養価(525kcal、タンパク質24.0 g、脂質1.8g、カルシウム28mg、塩分3.4g)
材料4人分
米3カップ、昆布10cm、水(タコの煮汁とあわせ)3カップ、A(醤油大さじ3、酒大さじ2、塩小さじ1/2、砂糖小さじ1)
生タコ400g、生ショウガ1かけ、きざみのり少々

作り方
1)米は研いで1時間程度水に浸し、炊く直前にざるに上げて水を切っておく
2)鍋にAを入れて煮立て、生タコを入れて煮る
3)2が煮立ったらザルに取り、煮汁をこす
4)米にタコの煮汁、水を分量分入れ、昆布を加え炊く
5)ショウガを千切りにする
6)沸騰して米の上に水がなくなったら、味付けしたタコときざみショウガを加え15分程度蒸らす
7)器に盛り、きざみのりを散らす



秋鮭


話題のDHA、EPAがたっぷり
頭が良くなる栄養素として注目をあびているDHA。
EPAと共に血中コレステロールの低下、血液をさらさらにする作用、抗血栓作用、低糖値低下作用等さまざまな生理作用が確認されている。これは食生活が原因となる生活習慣病の予防に効果があるということ。魚を食べると長生きすると言われる所以がここにある。
DHA、EPAがもっともたくさん含まれているのがイクラや筋子。コレステロールの多さを心配する人もいるが、コレステロールの沈着を防ぐアスタキサンチンという色素も含まれているので、特に血清コレステロールが高い人以外は心配する必要はない。

現代人の救世主アスタキサンチン
このアスタキサンチンは、秋鮭特有の赤い色の素となるもので、鮭やたい鱒の仲間にしか含まれない。
その生理作用は、老化やがん化を引き起こす活性酵素の除去。
同様の作用はベータカロチンや赤ワインに含まれるポリフェノール、大豆に含まれるイソフラボンにもあるが、アスタキサンチンはこれらより作用が強く、秋鮭の切り身一切れは赤ワイン半本分(750m)の働きがある。
鮭のからあげ
(ピエトロドレッシングかけ)
1人分栄養価(266kcal、タンパク質23.3 g、脂質10.2g、カルシウム28mg、塩分1.5g)
材料4人分
秋鮭400g、きゅうり1/2本、玉ねぎ1/3個、人参少々、ゆず少々、片栗粉適量、揚げ油適量、塩こしょう適量、酒少々、ピエトロドレッシング(市販のもの)適量

作り方
1)鮭は薄切りにして水洗いし、ペーパータオルで水分をとり、少しおく
2)1に酒、塩、こしょうをふり、少しおく
3)玉ねぎ、きゅうり、人参、ゆずは千切りにする
4)鮭は片栗粉をまぶし、焦げ目がつくくらい油で揚げておく
5)3を彩りよく混ぜ合わせ、4と盛り合わせる
6)ドレッシングをかけてできあがり

石狩汁
1人分栄養価(370kcal、タンパク質24.8 g、脂質3.7g、カルシウム114mg、塩分2.2g)
材料(4人分)
鮭のアラ適量、大根1/3本、人参1本、じゃがいも中3個、舞茸1袋、ごぼう1本、こんにゃく1/3個、長ネギ
みそ100g、昆布10cmを2枚、花鰹ひとつかみ、酒大さじ1と1/2

作り方
1)鮭は頭とはらすの所を一口大にし、塩を振って30分位おき、湯通ししておく
2)大根、人参はいちょう切りにする
3)ごぼうはささがきにし、水にさらす
4)じゃがいもは小さめの乱切り、こんにゃくは湯通しし、小さめにちぎり
5)まいたけは水洗いし、適当な大きさにする
6)長ねぎは斜め切りにする
7)昆布とかつお節でだしを取る
8)分量のだし汁に2と4を入れ、煮上がったら3と5を入れる
9)鮭を入れてみそを入れてアクを取り、最後に長ねぎを入れる


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