伊達市舟岡町にある一風変わったそばの店。出前も多い店だが、昼間はサラリーマンなどで込み合う。名物は、日高昆布と利尻昆布の根の微粉末を練り込んだ「根昆布そば」。店主の中野良一さんは、以前、薬品関係のお仕事されていたため栄養価や漢方などにもお詳しい。「そもそも蕎麦というのは薬膳食。より身体にいいもので、うまいものをと開発したのが根昆布そばだよ」と話してくれた。 |
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とろろ昆布と一緒にいただく根昆布そば。 |
お勧めメニュー
案山子特製の根昆布そばのざるそば(750円)。麺より昆布の香りが立ち上る。ショウガ、ワサビ、ネギ、とろろ昆布と薬味が豊富なのは、店主がそばを学んだ信州は戸隠のスタイルだそう。昆布の香りの麺に、甘めのつけたれにショウガがぴったり。天ぷら蕎麦は大きなエビが2本乗って900円(そばを根昆布そばにすると+100円)根昆布そばはミネラルがたっぷりでカルシウムは牛乳の60倍も含まれるとか。根昆布の香りを楽しむには冷たい麺をどうぞ。
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えび天そば |
またうどんや丼物など出前も多い店らしくメニューも豊富。冷凍の肉は一切使用していないのも店の自慢です。写真はなべ焼きうどん850円。 「できないことをやろうとするのが楽しいんだよ」と中野さん。これまでも試行錯誤を重ね野菜を練り込んだ野菜麺を開発。お願いすれば、ジャガイモ、ほうれん草、カボチャなどお好みの素材を練り込んだ特製そばも製麺機でつくってくれる。味、香り、栄養バランスの調和がとれたものにするのが難しいとのこと。今も来年に向け、新たな麺を企画中だそう。今度は何ができてくるか楽しみですね。
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威勢の良い話しぶり、始終笑顔がたえない中野さん。 |
こんな案山子の年越そばは、蕎麦のオードブル。煮付けた油揚げの中にゆでたそばをつめ、えび天をのせのりでぐるりとまとめた「俵蕎麦」を中心にした一皿。以前は店でだして人気だったものを手がかかる為、年越だけの限定販売にしたものです。煮付けた油揚げの味のみでいただくそば、冷凍もきき、電子レンジで少し温めてもまた違った味わいだとか。一度お試しを。
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