むしゃなび特集/2009年〜/伊達市室蘭市を含む西胆振のポータルサイトむしゃなび
■ むしゃなび特集 2009年〜 ■
ノスタルジー探検もくじ &(1)土生商店 [2/3]
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土生商店が店じまい。閉店セール中。ということでヒレ蔵(ヒレぞう)記者が様子を見にいってきた。「古き良き」を愛するヒレ蔵のレポート初回。この文体どこかで見覚えが?と気づいた方はかなりの「伊達つう」。
<ヒレ蔵の・町中ノスタルジー探検・土生商店編>(全2ページ)(前ページはもくじ)
●土生商店(金物商)よ、永遠に●
いままで わたしたちのくらしを見守ってくれて ありがとう?
「だて・老舗の店去るも 新しきもの感ず」
この特集記事は2009年2月に書かれたものです。現在(4月)土生商店さんがあった場所はさら地になっています。
「
道路が拡幅するから
店を閉めなきゃなんなくなった。」
と、土生商店の旦那 矢元さんは言う。
店内は
「全品半額セール」
で残り少ない商品が並び、だんだんとさびしさが増してきた。
何かないかとくまなく回ってみると、思わずおいらは
「タイ焼き器」
を手にし、半額の750円で買ってしまった。「今度コンロでやってみよう」という試みで目覚めてしまったためだ。
閉店については地元室蘭民報の記事を見てびっくり!なんてったって錦町で一番変わらないお店がまさに「土生商店」だったんだから、それが無くなることは私にとっては事件であった。
な?んでか?
それはね・・・そばの錦橋の架け替えで道路幅も変更するというから何とも急だ。
85年を経て錦大通りの最後の砦「土生商店」が消滅する。
おいらが生まれた時からあるから
、なくなるとホントどうなんだろ?
ここは、まちなかの歴史を語ってくれたと思う。この店が重ねた年数よりもわれわれの生活の安心がまさに優先してしまったんだな。ちなみに錦大通りは、有珠山噴火時のパニックを最小限に抑えるようにと昔から「非難道」として都市計画上位置づけてあるんだからしょうがない。
お店が中心でない商店街は商店街なんだろうか?
錦大通りは愛される通りになるのだろうか?
「土生商店もなくなるのか寂しくなるねぇ」と、かつて住んでいた人は言う。
伊達の商店街は何を残そうとし、何を変えようとしているのか?
人に流れて、時代にも流されようとしているのかもしれない。
「新しくなるのはいいこと」は20世紀であって、新しくすることだけが開発ではない、今の時代・・・
とはいえ、確かに非難道がごちゃごちゃしてたら、危険でしょうがないけどねぇ。
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※記事の内容は取材時の情報に基づいています。
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