伊達市は、知的障がいをもつ方が施設を出て街で働き、暮らせるよう取り組んできた、福祉先進地として知られています。今から約30年前に開設された、道立の知的障がい者の総合援護施設「太陽の園」(06年度より北海道社会福祉事業団が運営)が中心となり、一貫して入所者の社会自立に取り組んできました。現在では、多く方が、生活寮、グループホーム、民間ホーム、アパートなどで暮らし、一般の企業や地域の共同作業所、通所授産施設などで働いています。
伊達の街の中を歩いていると、多くの知的障がいを持つ人が普通に暮らしているところに出会います。このような歴史があるせいか、知的障がいを持つ方のためだけではなく、福祉全般のボランティア活動も盛んで、社会福祉協議会ボランティアセンターでは、福祉ボランティアを紹介してもらえます。
こちらでは、手話や点訳、知的、視力障がい者のガイドヘルプ、朗読ボランティア、ひとり暮らしのお年よりへの給食の配食やテレフォンコールなど、さまざまなボランティアを紹介してくれます。
同じ敷地内に「知的障害者通所授産施設 ふみだす」があり、「ふみだす」のおいしいパン屋さん『コスモス』があるので、こちらものぞいてみてはいかがでしょうか?