銀座に向かう道に植えられた「ハナミズキ」に小さな赤い実が付いているのを見付けた。「もう秋なんだなー」と感じた。
そこで近場の小さな秋を見付ける為に、ウロウロしてみた。

我が家の近所で「秋」を感じることは難しい。周りはコンクリートと水ばかりだからだ。マンションの3階には人工のガーデンがある。そこで秋を探してみた。


ハナミズキが赤い実を付けていた。



新宿の映画館に「渇きと偽り」というオーストラリア映画を見に行った。
映画の始まる前に立ち食いそば屋に入ったら、今年も「松茸そば」をやっていた。
値段表示が「時価」なので店員に値段を聞いたら、『今日は990円』と言われた。

食べようかと思ったが、前夜に我が家は「松茸ご飯」だったので、今回は「イカ天そば」にした。こんなところで秋を感じるとは思わなかった。


「松茸そば」と「イカ天そば」



秋を探すなら、やはり浜離宮恩賜庭園に行くのが良いと思った。
朝晩は涼しさを通り越して、寒いくらいになって来た。
寝る時も夜中に寒くなった時のことを考えて、用意万端に羽毛布団も出して来た。

でもさすがに羽毛布団を掛けて寝たら、暑くて参った。
秋だと思ったら翌日は夏日だったりして、今年の秋は定まらない感じがする。


3匹の川鵜が慌てて飛び立った。



さて浜離宮恩賜庭園であるが、家から歩いて「築地大橋」を渡るとすぐに左側に見えて来る。現在、環状2号線が地下化の工事中だが、12月18日には開通するそうだ。
私は11日に行われる「開通記念ウォーキング」に参加して、長い間の不満を解消する予定だ。

浜離宮の横の運河に沢山の川鵜が休んでいるのが見えた。
それを見ながら数分で大手門に到着する。今は「秋桜」(コスモス)が咲いているはずだ。


「キバナコスモス」と「秋桜」のある花畑。



浜離宮の入口で150円を出して、『シニア1枚』と言ったら、係の女性にまた『生まれ年は?』と聞かれた。 もういい加減に私の顔くらい覚えて欲しいものだが、よく考えたら「帽子にマスク」では分からないか?

日曜日で天気が「晴れ」ということもあり、浜離宮は大勢の人がコスモスを見に来ていた。外国人も少しいたが、どうやら彼らは観光客ではなく、日本在住の人達のようだ。 


ミツバチはキバナコスモスが好きなようだ。



少し前に「キバナコスモス」の写真を撮りに来たが、今もまだキバナコスモスは咲いている。私の目的は可憐な「秋桜」で親しまれている種類の花で、色がハッキリし過ぎている英語名の花ではない。

しかしコスモス畑はキバナコスモスが大部分で、私の希望の花は3分の1くらいの面積だった。写真の題材に良いミツバチが来ているのは、キバナコスモスの方だけだ。
どうやらミツバチは、「秋桜には蜜が少ない」ことを知っているようだ。


色々な種類のコスモスが植えてある。



アマチュア・カメラマンも大勢来ていている。
特に最近は高齢の女性が高級なカメラを持参して、熱心に撮影をしている姿を見掛ける。出来上がった写真を見たことは無いが、私より上手なのかもしれない。

私は「一写入魂」と他人には言っているが、実は性格的にも「早撮り」なのである。
家に帰って写真を整理している時に、いつも私は「あーすれば良かった」と後悔ばかりなのである。


「アオスジアゲハ」がやってきた。



(おまけの話)
中高の同級生と作っている「都心を歩く会」のメンバーに、久し振りに「ご機嫌伺い」のメールを出した。
最近の私は仲間の年齢を考えて、メールで「安否確認」をするようになった。
するとすぐに返信があり、「生きてはいる」が、やはり問題も抱えているのが分かる。

若い頃は「ご機嫌伺い」などせず、用件のみのメールだったような気がする。
明るい話の連絡が無いのが寂しいが、私だって同じなのだから仕方ないか。


岩の上で休む「シラサギ」



返信メールから抜粋すると『連絡が取れなくなって来る人達が増えている」、「友人が人工股関節を入れた」、「身体内部で徐々に疲労破壊を起している」、「原因不明の尿道炎になり、医者通いをした」、「高齢者講習の認知症検査にパスしたが、視力検査合格は難しそうだ」、「入院した」など、世間によくある老人問題が凝縮されていた。

そんな中で1人だけプロカメラマンのOさんからは、『今、アルバカーキから帰国します。空港で書いています、間も無く搭乗です』と書いて来た。元気だなー。でも懐かしいなー。かなり前に私はOさんに連れられて、ニューメキシコ州のアルバカーキに「世界バルーン大会」を見に行ったことを思い出した。Oさんは相変わらず、毎年10月には、アルバカーキに行っているんだー。


 鴨が3匹、揃って泳いで行った。



Kさんからのメールの最後に、趣味の水彩画のグループで『和田倉門に写生に来る』と書いてあったので、浜離宮の後に会いに行こうと思っていた。ところが数日前から天候がハッキリしない。そして前日になりメールが来た。

『明日の和田倉公園のスケッチは天候が不安定なため、残念ながら中止になりました。また、都心でのスケッチがありましたら、お知らせします』。せっかく久し振りにKさんに会えると思ったのに、残念であった。早く会わないと、お互いに「あの時が最後だったなー」となることがある年齢である。 


浜離宮で初めて「カワセミ」を見た。


伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号

アクセス総数:1,395,509

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

コメント

    山本英次
    山本英次

    高齢になるとお互いの「安否確認」は、3ヶ月に一度から、毎月にする必要がある。3月の間に何が起こるか判らない。今回も少し?返事が遅れたら、催促メールを頂いてしまった。その時知ったのが、S君の入院である。幸い大過なく元気でいるようだが、お互いに油断は出来ない。

コメントを書く
お名前 必須

名前を入力してください。

メールアドレス
(表示されません)

正しいメールアドレスを入力してください。

コメント必須

コメントを入力してください。

コメントに不適切な言葉が含まれています

パスワード必須

パスワードを入力してください。

パスワードは半角小文字英数字で入力してください。

Cookie

心の伊達市民 第一号からの関連記事

伊達季節移住のススメ 心の伊達市民 第一号

アクセス総数:1,395,509

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

心の伊達市民 第一号のよく読まれている記事(直近期間)

心の伊達市民 第一号のカテゴリー

心の伊達市民 第一号のハッシュタグ

心の伊達市民 第一号のアーカイブ