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[2011.09.08]
■お江戸日本橋に船で行く 
日本の中心は東京である。・・・なんて言ったら、他の地方の人に怒られるかな? 
東京の中心は中央区である。これは名前からも分かる。 
 
中央区の中心は日本橋である。 
その日本橋は東海道53次の出発点でもある。 
でも、我が家は中央区の端なので、あまり威張れない。 
 
両国発着場(国技館の向かい側にある) 


中央区は意外と水路が多い。 
今は高速道路となってしまった道路も、元は川だったのである。 
残り少なくなった水路を利用して、観光船が出ている。 
 
日本橋を起点として、水上バス「カワセミ」が出ている。 
 
東京スカイツリーも見える(総武線陸橋) 
 
これに乗ってみようと思い、女房を誘った。 
日本橋から乗ると混み合うので、終点の両国から乗ることにする。 
両国から日本橋までは40分の船旅で、500円である。 
 
両国発着所から出た船は隅田川を下って行く。 
両国橋、新大橋、清洲橋とくぐり抜け、永代橋の手前で右折して狭い水路へと入って行く。 
 
隅田川から日本橋方面に行く水路に入る(日本橋川) 
 
川の両側はビルが建て込んでいて、ビルの裏側ばかりが見える。暫く進むと、川の中に首都高速の橋脚が現れる。 
橋脚を立てる場所が無く、川の中は鉄の柱だらけとなっている。 
 
高速道路が左右の上から幾何学模様のように入り込んで来る。江戸情緒なんて味わいは無いが、これもまた違う楽しさがある。 
そうしてる内に、日本橋に着いてしまった。 
 
それでも、500円にしては十二分に楽しめる旅だった。 
このコースは私の東京観光ガイドの定番にしたい。 
 
川の中は高速道の橋脚だらけ 
 
(おまけの話) 
日本橋には、私のオフクロが親しくしていた友人がいた。 
彼女の家は大きな雑貨問屋を経営していて、とても豊かであった。 
 
彼女は仕入れ先のメーカーからの招待で、歌舞伎、新橋演舞場、明治座などのチケットを持っていて、いつもオフクロを誘ってくれた。 
オフクロはそんな彼女のことを、とても羨ましがっていた。 
 
高速道路の下にある日本橋 
 
彼女には息子がいたのだが、あまり頼り甲斐がないので、長女の亭主に会社の経営を譲った。 
その彼は調子に乗って会社を大きくしようとして、躓いた。 
 
そして会社は倒産し、彼女は頼り甲斐のないと言っていた長男とかなり不便な場所に住む羽目となってしまった。 
そんな彼女を見て、オフクロは自分の幸せを噛み締めてアチラの世界に行ったのである。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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