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[2011.10.05]
■♪ 40数年ぶりに読書リポート
「お見せしますシリーズ」 本日はハーフタイムで休題です・・・。 
 
さて、読書感想文を書いたのは、おそらく小学生のときかな? 
 
と、言うことは・・・ざっと40年超ぶりということ・・・。 
 
まさかこんな歳になって読書リポートをする機会があるとは・・・。 


さて、いつだったか忘れましたが、例の土用の丑の日のウナギから出た 「文化」 の話から発展した 「ハワイ文化の勉強」 。 
 
新刊の書籍はほとんどないし、過去に出版された書籍はすでに絶版なのかなかなか見当たらない・・・。 
 
ネットで古本屋を探し回ってようやく見つけた2冊を1か月近くかけて読みました。 
 
読書は 「就寝前」 のわずかな時間しか確保できないので、遅々として進まない・・・。 
 
まず、 「ハワイ・さまよえる楽園 民族と国家の衝突」 中嶋弓子著 東京書籍 
 
 
久しぶりにボリュームのあるハードカバーの本を読みました。 
 
内容を細かく説明するには、このブログを1週間分使っても足りないかな? 
 
ハワイの宿命的ともいえる地理的位置 (この場合は“地政学的”と言うべきかな?・・・) のため、大国に翻弄された 「ハワイ王国」の歴史と、ハワイ民族の現状を、広範多岐に亘った取材と分析をし、かつ、一方的な 「立場」 からではなく、関わるそれぞれの立場からの視点、論点を示している 「良書」 だと思います。 
 
「この時代は、世界中どこでも起きていたこと」 といえば、そうかもしれません。 
さらにハワイ民族といっても、ハワイ王朝時代はともかく、現在のネイティブハワイアン、白人系、アジア系などなどの市民が混然一体化している状況においては相当にデリケートな問題を含んでいる部分も多いようです。 
 
しばらくぶりに 「人に薦められる本」 でした。 
 
但し・・・、これを読むと確実に、読者は 「ハワイの楽園イメージ」 を払拭させられるか、あるいは放棄を迫られるかもしれません。 
 
したがって、これから 「ハワイに遊びに行く」、あるいは 「ハワイに遊びに行きたい」 という方にはお薦めしません。 
 
せっかく観光に行くのですから、目の当たりにする 「楽園ハワイ」 をゆっくり気持ち良く堪能してきてください。 
この本を読むのは、そのあとでも充分に間に合います。 
 
 
次に、 「ハワイイ紀行 完全版」 池澤夏樹著 新潮文庫 
 
 
こちらは文庫本サイズなのにボリューム満点。 「厚さ」 で言うのも何ですが、3cm弱もの文庫本といえば、そのボリュームが伝わりますか? 
 
「紀行文」 だけあって、とても読みやすい文章ですし、展開がとても面白い本でした。 
 
歴史や、現在のハワイのことなども豊富に盛り込まれていますので、こちらもお薦めの本です。 
 
ハワイに行く前に読むなら、こちらの本の方がまだ 「旅行者に優しい内容」 かもしれません。 
(易しい内容ではないかもしれませんが・・・) 
 
ちなみに、 「ハワイイ」 と表記されていますが、これは英語による読みの標記です。 
(ハワイ語の読みは 「ハヴァイィ」 だったかな) 
 
これからも、書籍や資料を探して、もう少し勉強を続けるつもりです。 
 
また機会がありましたらお話させていただきます。 
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