■♪ 楽器の健康診断と・・・ ♪
春に一回と、冬になる前に一回は 「楽器の定期健康診断」 をします。 この連休は自分の楽器たちのほかに、メンバーから依頼のあった分の楽器もストリング交換を兼ねて健康診断しました。
それにしても・・・台数が増えるとそれなりに手間と時間が必要になり、連休でもないとだんだんメンテする時間の確保が難しくなっていることからもDUAの規模の拡大を感じています。
(それだけじゃないだろ?って・・・確かに・・・)
メンバーから預かったUkuleleも本体やパーツ類をチェックします。
おおむね5~6か月間使用してきた皆さんのUkulele。
おもしろいことに 「プレーヤーの個性」 が楽器に現れます。
例えば Mr.Isobe のテナー。
「弾き語りに使用している」 とご本人が言うとおり、ボディの特定の場所にコードストロークで爪が当たった跡がたくさん。
ストリングは、多分もう少しで千切れただろうと思うくらいボロボロにささくれ立っていました。
ボディには、あちこちにキズや打痕。
もちろんこれは 「使い込んでいる証し」 ですから無理もありません。
頑丈な造りが取り柄のブルースウェイのテナーだからこそ Mr.Isobe のパワフルで激しい演奏にも耐えられたのでしょう。
ほかのメーカーのUkuleleだったら、当の昔にバラバラになっていたかも・・・(笑)。
(但し・・・たまにはクロスで拭いてあげてくださいね~。ボディの3mmと2mmほどの傷は目立たないように、たまたま色合いが似た手持ちの簡易補修剤で埋めようと思いますので、そこは強く拭かないでください。)
ほかに、女性メンバーのUkuleleも数台メンテとストリング交換をしました。
交換するため、はずした古いストリングの状態から 「どれほど練習しているか」 がわかりますし、指の力や、練習しているであろう演奏方法も容易に想像できます。
いずれにしても、メンバーの皆さんがそれぞれUkuleleを楽しんでいる様子を見たような気がして、久しぶりに楽しいメンテの時間でした。
一番手前が Mr.Isobe のテナー、となりが Ms.Shinohara のKALAのコンサート、その上が Ms.Honma のApplauseのスタンダード。
スタンダードは私のギターに比べると完全に 「大人と赤ちゃん」 くらい、大きさが違います。
ほかに、 Madam.Fukuda のスタンダードと、私のギターやUkuleleを数台・・・二日半がかりで十数台のメンテをしました。
各所の状態をチェックしてから、ボディーはポリッシャーで汚れ落としと艶出し、フィンガーボードとネックは北海道特有の冬季間の暖房による過度の乾燥が怖いので、汚れ落としのクリーニングと保湿も兼ねてオレンジオイルを薄く塗布して磨き上げます。
それから新品のストリングを慎重に張って完成。
真新しいストリングはどれも綺麗な音色と長いサスティーンを聴かせてくれます。
自分のメイン器は2~3か月ごとにストリング交換を兼ねてチェックしているので除外しましたが、残りの楽器全てをメンテする時間がなくなり、次回の休日に持ち越し・・・。
ついでに、身内にレッスンするつもりでしたが、どうも 「いつでも教えてもらえる」 という油断があるせいか、真剣さはほかのメンバーさんたちに比べれば少ないような気がする・・・。
「いつでも教えてもらえる」 なら、もっともっと上達しているはずなのに・・・(苦笑)。
余談
近々予定されている私自身の健康診断・・・またいつもの結果で、健診先と家で油をしぼられるんだろうな~。
毎回しぼられても何にも成果がないから不思議だよなぁ~。(って、成果を上げないのは自分自身だろ?)