■ 謎を解く重要な糸口を発見 ♪
すでに 「 平成23年度 」も後半に入っていますが、私の本業は 「 年度初め 」 と 「 年度の後半 」 の時期が、とりわけて業務が立て込む仕事内容です。 特に、今年はこれからの年度後半は 「 本来業務+新規導入業務の対応 」 に当たるため、例年に輪をかけて忙しくなるだろうと思っています。
わずかしかない体力や能力を総動員するためには、他の生活全般に係る事柄を極力、縮小するしかありません。
したがって、このブログも更新サイクルを縮小せざるを得ないかなと思っています。 (あまり更新しなくなったら 「 忙しくなったんだな~ 」 と思ってください。笑)
しかし、DUAの活動は可能な限り維持するつもりです。(汗)
さて、今日はまだ大丈夫なので早速・・・。
いろいろと Ukulele に関する書籍類を探して読んでいますが、この間、 Ukulele についての 「重要な記述」 を発見しました。
何度かお話しした Ukulele のスタンダード・チューニング 「 High-G 」 の譜です。
左から、4弦=G 、3弦=C 、 2弦=E 、 1弦=A
(ウクレレを構えると上の弦から順に4−3−2−1となります)
Ukulele を除いて、私の知っている弦楽器はすべて 「 低い音 → 高い音 」 、あるいは反対に 「 高い音 → 低い音 」 の順にストリングが並んでいます。
なのに、なぜ Ukulele だけは、4弦が3弦より高い音にチューニングされるのか?
初めて Ukulele に触ったときの印象はいまでも忘れません・・・ 「 なんじゃ、こりゃ? 」 と思いますよ・・・普通は・・・。
たしかに Ukuleleの 「 独特の心地よい響き 」 は、この独特のチューニングから生まれるのですが、では、 「 なぜこうしたのか? 」 という疑問も当然生まれます。
ところが、その答えを教えてくれる人や書籍がなかなか現れません。
決して 「 偶然 」 などではなく、こうせざるを得なかった理由が絶対どこかにあるはずなのに・・・。
先日、たまたま 「 7年前に発刊された Ukulele に関する雑誌 」 を入手し目を通してみました。
すると、
有名なウクレレプレーヤーで、音楽大学でUkuleleを教えていらっしゃる 「 小林正巳先生 」 の記事がありました。
ついに 「 謎解きの重要な糸口 」 を発見しました。
ここに詳細を書くことはできませんが、要約すると次のような内容です。
「 4弦の 「 G 」 を、3弦より低い音に設定すると当時使われていたガット弦では径が太くなるため、弦長が短いUkuleleにとって、ピッチ(音程)を不正確にする欠点が生じた。これに困った当時の人々が取った解決策が本来一番太くなる4弦に細い弦を張り1オクターブ高く調弦することだったのでしょう」 ・・・。
一部推測だとはいえ、 「 弦長が短いため、径が太い弦はピッチが不安定 」 というのは、とても説得力のある内容です。
この 「 やむを得ない対応 」 によって、Ukuleleはあの独特の音色を出すという思わぬ効果を授かったようです。
さて、
下の譜は、私も多用している 「 Low-G 」 のチューニング譜です。
Low-G が存在する経緯は明らかなので、この件はまたあらためて・・・。