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[2012.02.17]
■ ♪ 大切な ストリング その 8 ( ブリッジ 編 )
Ukulele のボディ・トップで踏ん張って、ストリングの強烈なテンションにひたすら耐えているパーツ 「 ブリッジ 」 。 
 
テナー・サイズで 1 本のストリングの張力が、およそ 4 Kg 前後と言われますから、合計で 16 Kg もの力で、ず~っと 引っ張られ続けていることになるんでしょうね・・・。 
 
無口で小柄な力持ち・・・みたいなイメージのパーツです。 


ニカワやタイトボンドなどの接着剤で固定されているようですが、最近は、フロロカーボンやナイルガットなどの 「 高張力ストリング 」 にも耐えられるように 「 木ネジ 」 を併用するメーカーも多くあります。 
 
ブリッジにも、ストリングを固定する役割のほかに、ストリングの振動を効率よくボディのトップ板などに伝達するという極めて重要な任務があります。 
 
したがって、ブリッジがきちんとボディに接合されていないと 「 あまり鳴らない Ukulele 」 になってしまいます。 
( ここは 「 工作技術の質 」 が問われる部分でしょう ) 
 
(ブリッジの上でストリングが乗っている白いパーツを 「 サドル 」 といいますが、これも重要なパーツです。) 
 
ストリングを止める 「 ブリッジ・タイプ 」 は、主に 3 タイプ。 
 
 
もっとも多くてポピュラーなのが 「 ひっかけタイプ 」 。 
シンプルで扱いやすいタイプです。 
 
 
お次は、アコースティック・ギターのようにブリッジにストリング・ホールがあって、ブリッジ・ピンで留める 「 ピンどめタイプ 」 。 
高張力のストリング対応が狙いと言えるでしょう。 
 
但し・・・ Ukulele のストリングはギター・ストリングのように端っこに 「 ボール・エンド 」 は付いていないので、自分で適当な結び玉を作る必要があります。 
これは、慣れないと、ピンの脇からストリングがスルリと抜けてくるので、かなり要注意のタイプです。 
 
 
そして、私が最も好きな 「 結びタイプ 」 。 
 
クラシック・ギターのようにブリッジに結び付けます。 
手間はかかりますが、固定方法としては最も安定したタイプだと思います。 
 
いずれにしても、ここは 「 ストリングを確実に固定する 」 ということに最大限の注意を払わなければならない部分です。 
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