■ ♪ ウクレレ選びでお悩みの方へ ~ 私の意見ですが、どうぞご参考に・・・
メンバーの方々から受ける相談 No. 1 は、 「 どんなウクレレを買えばいいですか? 」
です。
そうですよね。
大切なマイ・ウクレレを手に入れようとするわけですから、悩んで当然です。
おまけに、世の中には本当にたくさんのウクレレがありますから、初めての方が迷うのは無理もありません・・・
価格も、 「 お手頃価格 」 から、 「 これなら何とかなりそう価格 」 、さらには綿密な資金計画が必要になる 「 緊張価格 」 、手も足も出ない 「 ため息価格 」 まで、それこそかなりの幅があります。
すべてを試奏して選択できるなら、それに越したことはありませんが、大きなウクレレ専門店にでも行かないと無理ですし・・・
第一、北海道にそんな専門店は無いし・・・
私が、まずお話しするのは 「 予算 」 。
前述のとおり、価格には 「 すんごい幅 」 がありますので、目安は持っておいた方がよろしいかと思います。
予算といっても、 「 取りあえずの 1 台目 」 にするか、 「 最初から一生モノ 」 にするかによっても悩みますけど・・・
( 経験から言うと 「 取りあえず 」 や 「 これくらいから 」 という条件を優先しすぎると、後から後から Ukulele が増殖する無間地獄に陥る危険性がありますけど・・・苦笑 )
次は、 「 音色の好み 」 。
これは大切な要素です。
ウクレレは使用される材によって、音色の印象がガラリと変わります。
( 使うストリングの影響も大きいですが・・・ )
ウクレレも色々な材で作られるようになりましたが、やはりオーソドックスな材の方が永く使っても 「 飽きない 」 と感じます。
主な、オーソドックスな材の特徴は、
まずは 「 コア 」 。
何度かここでも取り上げていますが、ハワイのご神木とまで言われるこの材のウクレレは 「 ある意味においてウクレレらしい 」 のかもしれません。
コアのウクレレと言えば筆頭格は 「 KAMAKA 」 。
それこそカラッとした音色は独特のものです。
ジェイク・シマブクロはじめ多くのウクレレ・プレーヤーがコア材のウクレレを使っています。
お次は 「 マホガニー 」 。
ギターなどでも多用される優れたトーンウッドです。
繊細な造りの 「 コリングス 」 のマホガニーテナー
音色の柔らかさと艶やかさが特徴で、ウクレレの神様 ハーブ・オータ先生は Martin のマホガニー製 Style 3 を愛用されていますし、プロの方もたくさん使っています。
三つ目は、スプルースとメイプルの組合せ。
私が好きな組み合わせの材ですが、トップがスプルース、サイドとバックがメイプルです。
ポノのフラッグシップモデル。
あまり多くないウクレレのタイプかも知れませんが、音色の輪郭がはっきりしていて、サステインが長めなので、ソロ弾きの私の好みです。
巷では、コア至上主義みたいなものがありますが、そんなことは決してなく、マホガニーやメイプルも素晴らしい音色を聴かせてくれます。
さらに、
単板と合板という違いもありますが、単板だから良い、合板だから鳴らないということは全くありません。
下手な単板より、きれいな音色の合板材ウクレレだってたくさんあります。
いずれにしても 「 材による音色の好み 」 と 「 予算 」 を加味してマイ・ウクレレを検討してみるのがよろしいかも・・・。
サイズは、プレイ・スタイルや、手や指の大きさによる扱いやすさで、スタンダードサイズ、コンサートサイズ、テナーサイズの三つから選択すればよろしいかと思います。
私はバリトン・サイズを持っていませんが、どうも使い方に制約がありそうなので、いまのところ購入予定はありません。
もちろん、初めのうちは 「 見た目 」 を選択条件に加えるのもありでしょう。
私は、もうその条件は卒業しましたが・・・。
あとは、信頼できるショップで購入した方が、万一の時には安心ですよ。
Mr. Takajo の TKJ インターナショナルとか・・・
Ms. Fukushi のいる島村楽器ステラプレイス店とか・・・
あっ・・・宣伝してしまいました・・・
とはいえ、
あれこれ考えずに、パッと見て、それが気に入って予算範囲内なら O.K. でもあります。
「 そのウクレレが好きになれるかどうか 」 は何よりも大切なことでしょうから。
とにかく、マイ・ウクレレを持ったら、どうぞ弾き込んで楽しんでください。
そうすることによって、間違いなく、そのウクレレは良い具合に育ってくれますし、演奏の腕前も、あっと言う間に上達します。
それだけは保証します。
んん・・・・・
ウクレレ選びも大変ですね・・・・
楽しいですけど・・・