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クリスマスには「フグ」を

心の伊達市民 第一号

心の伊達市民 第一号伊達季節移住のススメ

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

今年(2021年)最後のブログです。「よい年をお迎え下さい」

今年もクリスマスがやって来た。
日本人の殆どが仏教徒か信徒なのに、「なぜクリスマス」を祝うのだろうか?
日本に於けるキリスト教徒の比率は、人口の1%しかいないのにである。
そういう私は後から知ったのだが、私はキリスト教会の幼稚園に通っていたのだそうだ。

築地のふぐの名店(天竹)

 

ところで「クリスマスにはフグ」の話である。
かなり前の話だが、たまたま女房とクリスマス・イブに新宿に出た時に夕食時間となった。
まだ若かったので、「洋食を食べよう」ということになった。

時々、行っていた店に入って、いつものようにメニューを開いた。
するとこの日はクリスマスディナーしか無く、単品を注文できなかった。

水槽でふぐが泳ぐ銀座「玄品」

 

クリスマスディナーはコース料理で、1人1万円に近かったように覚えている。
腹が立った私は店を出たが、どこの店も「この日は稼ぐぞー」とばかりに、通常メニューは引っ込めてしまいクリスマスディナー・メニューしか無かったのである。

腹を立てながら2人で歩いていたら、フグ屋の前を通りかかった。
ドアのガラスを通して店の中が見えたが、店はガラ空きだった。

「ふぐ調理師」を打ち出している。(いなくても営業できる)

 

そこで女房と相談して、クリスマス・ディナーより高かったが「腹立ち紛れ」にフグ屋に入ったのである。
お客の来ないフグ屋は大喜びで、私達を歓迎してくれた。
それ以来、我が家は「クリスマスにはフグ」となったのである。

ここへ越して来てから一時は築地市場のフグ専門店に注文しておいて、クリスマスイブに引き取りに行っていたが、それも面倒になった。そこで最近は、ネットでフグを取り寄せている。

12月24日に宅急便で届いた「ふぐセット」

 

今年も12月24日の午前中に、フグの本場「下関」からフグセットが届いた。
「フグ刺し(テッサ)」が大好きな女房の為に、セットとは別にテッサを1皿、追加注文しておいた。
冷凍で届くので冷蔵庫に入れておき、食べる少し前に台所に置いて自然解凍をする。

夕食時間となり、テーブルの上にコンロを用意する。そして先ず「テッサ」を口に運ぶ。いい感じだ。
次に煮立った鍋に取り掛かり、その後に雑炊にして「フグ・ディナー」は終った。
テレビでは「クリスマス特集」をやっていたが、我が家には関係ない。

「テッサ」を1皿、追加注文した(4人前×2皿)

 

「フグ」と言えば私は過去に2度ほど行ったことがある、下関の「春帆楼」が有名である。
ここは日清戦争の講和会議の行われた由緒ある場所で、伊藤博文、高杉晋作、山形有朋などが頻繁に訪れていた店である。

私が九州へ仕事で出掛けた時に女房も誘って行き、帰りにこの店で「フグ」を食べた。
驚くほど高かったが店の者の言うには、『この店はフグをたべるだけでなく、ゆっくりと風呂に入ったりして1日を過ごすのです』にはまた驚いた。その後、もう一度行ったが、あの頃が私の一番羽振りが良かった時であった。

ふぐの身がたくさん入った「てっちり」

 

(おまけの話)
クリスマスを祝う日本人だからといって、教会に行くことは無い。
せいぜい町やネットでセールがあったり、ケーキを買って来て家で食べるくらいだ。
クリスマスの印のような、七面鳥を食べる人も少ないと思う。
そもそも七面鳥の肉はパサパサしていて、あまり美味しくない。

和紙で作ったクリスマスツリー(KITTE)

 

少し前は渋谷の街で、若者が「ハロウィーン」で大騒ぎしていた。
でもその若者が渋谷でクリスマスを祝って、大騒ぎしたという話は聞かない。
クリスマスとハロウィーンは、若者にとって何が違うのだろう。
私の観察では仮装するか?しないか?の違いのようだが、それならクリスマスにサンタクロースの仮装で渋谷で騒いでもいいのでは?

ハリー・ポッターのクリスマスツリー(丸ビル)

 

一方でクリスマスの本場のようなアメリカでは、以前は挨拶代わりに「Merry Christmas」と言っていたのが、今では言えなくなっている。その理由は「アメリカは移民の国で多宗教が混在しているので、キリスト教だけを祝うわけにはいかない」というのだそうだ。

その代りのクリスマスの挨拶言葉は「Happy Holidays」だそうだが、何か変だ。
アメリカはドンドンと、許容範囲が狭くなっているように感じる。

MERRY SNOWMAN(HERMES)

 

日本人は「いい加減」なのか、ハロウィーンを祝い、クリスマスを祝い、何日もしない内に神社やお寺に初詣に行く。キリスト教徒でもないのに、キリスト教会で結婚式を挙げる。
葬式になると殆どが仏教で行われる。観光に行くと、有名なお寺や神社を参拝するが、教会には行かない。

まだイスラム教の祭りは取り入れていないが、許容範囲の広い日本人のことだから、その内に「ラマダン(絶食)」を取り入れる人も出て来るかもしれない。

クリスマス・デコレーション(東京タワー)

コメント

    • 信濃 征太郎
    • 2021.12.27 7:14am

    我が家のクリスマスはケーキだけです。売り込みに負けて買ってきたものを「太らないように気を付けて。」とか言いながら食べました。舶来品崇拝の気持ちがまだまだ残っているような世の中だから、そのうち(絶食)も取り入れるかもしれませんですね。 ブログを楽しませていただきありがとうございました。来る年もよろしくお願いします。どうぞ良いお年をお迎えください。

    • Shinji
    • 2021.12.27 9:01am

    たしかにアメリカでは、politically correct の勢いはポピュラーになってきていて、メリークリスマス!はキリスト教者の間だけで、ユダヤ系アメリカ人間では、ハッピーハヌカ!、どの宗教が分からない人同士では、ハッピーホリデイズ! クリスマスカードも、Season’s Greetings になってきて、なんだか季節感もあまりない感じになっています。デイナーは絶対に(宗教に関係なく)七面鳥、クランベリーソース、マッシュドポテイトウ、グレイヴィー、スイートポテイト、ストリングビーンズ、が必須。それにパンプキンパイ。食前酒から始まって、アペタイザー、メインコース、デザート、コーヒー、で延々4時間くらいの長丁場のデイナー、これがサンクスギビングデイ(つい1ヶ月前)とクリスマスにやる。ああ!そして誰を招待するか、誰に招待されるかで家じゅうでもめる。アメリカ人風景です。