伊達発

人はなぜπ(パイ)を計算し続けるのか?

心の伊達市民 第一号

心の伊達市民 第一号伊達季節移住のススメ

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

ブログ閉鎖中の話題(2017年1月27日)

最近の私が一番恐れていることは「ボケ」である。
その兆候は以前からある。「忘れっぽくなった」が代表例である。
仕方ないから、何でも手帳に書き込んでおく。
出掛ける時は「メモ帳に用事を書いておく」など防御策は取っているが、それでも忘れる。

築地本願寺「銀座サロン」の講座紹介。

 

頭を使い続ければボケを遅らせられると思い読書をしたり、ブログを書いたりしている。
それでも足りないと思い、ある日に勉強に出掛けた。
私が菩提寺としている築地本願寺の銀座サロンで、非常に興味を引く講座があった。
それは「人はなぜπを計算し続けるのか?」という講座だった。

桜井 進講師(なかなか男前である)

 

行ってみたら、この講座は仏教とは全く関係ない話で、純粋に数学の話だった。
講師はサイエンス・ナビゲーターという聞いたこともない職業の桜井 進氏で、どんな話をするのか興味津々だった。しかし受講生は男性が2人、女性が3人しかいなかった。

銀座サロンには5人しか受講者がいなかった。(受講費は1000円)

 

桜井氏は言う。「我々は昔から数学に囲まれて生活している」、「数学嫌いを作り出しているのは教育が間違っている」、「いきなり数式なんか教えるが、数学とは何かを最初に教えるべきだ」と熱く語っていた。
そして世界に数学が生まれた歴史から教えてくれた。

「π」の概念。

 

人間の祖先はアフリカで生まれ、そこから世界に広がって行った。
「なぜか?」・・・その答えは「人は天気が良いと出掛けたくなる」からである。
出掛けるためには地図と時間が必要で、そこから数学が起きたのだそうだ。
現在でも我々が天気の良い日に出掛けたくなるのは、そのDNAを持っているからだと桜井氏は言っていた。

金田康正氏の方程式。(1.24兆桁まで計算した)

 

1789年にフランスが距離と時間を決めたのだが、それを世界中で今でも使っている。
「1秒」は地球の自転周期の86400分の1,「1メートル」は子午線の長さの4000万分の1、1キログラムは1000立方センチメートルの重さなどである。
そんな歴史を易しく解説して、次に「π(パイ)」の話になる。

πの数字が無限に続く。

 

日本は昔から世界有数の数学大国だそうで、日本で最初にπの計算をしたのは松村茂清という人で、1647年に和算方式で発表している。その後も世界のπの研究には日本人が多く登場しているそうだ。

こういう話を延々と休み時間も無く、情熱的に2時間も話した。
数学の話で2時間も飽きさせない話術と、その人柄に惚れ込んで2月の講座も申し込んだのである。

銀座松屋のショーウィンドー。

 

(おまけの話)
私はこんなブログを書き続けているが、実は私は理系の大学を卒業し、社会に出てからは工業一筋の人生だった。でも数字は強かったが、数学はあまり得意じゃなかった。
今回の講演会を聞いて、「こんな先生に出会えたら、数学が好きになっただろう」と本心から思った。

ペットフード会社の「ご長寿ペット・フォトコンテスト」にラーちゃんが応募した。

 

中学生の時に円周の計算式で「円周=2×半径×円周率」、即ち2ΠRというのを習った。
また「円の面積=円周率×半径の二乗」、即ちΠR2というのも習った。

二次方程式、サイン、コサインなんて小難しいのも習ったが、全て忘れた。小学生の時には足し算、引き算、掛け算、割り算というのを習った。
社会人になって気が付いた。小学校で習った加減乗除しか社会で必要でなかったのである。

私は可愛いと思うのだが、上位3賞には入選しなかった。(真ん中の写真)

 

丸いものの面積を求めるには、どうしてもπ(パイ)が必要になる。
πという考えが発生したのは、今から4000年も前というから驚きだ。
ピラミッドにもπの考え方が使われているそうだ。

そんな話を2時間も聞いて、最後に桜井氏は「πとは真実の詩である」で締め括った。
久し振りに面白い話を聞き、これでボケの進行も止まったと思う。

特別賞で送られて来た「クオカード」2枚(1000円分)。

コメント

    • 信濃 征太郎
    • 2022.01.29 7:12am

    理系、文系、どちらも弱く、強いてあげれば飲系で過ごしてきました。今年の入試問題が今でも少しは解けるかと見てもさっぱりわかりません。昔のカンニングは極めて原始的なやり方だったと思いますがそれもうまくやれませんでした。近頃のものはまことに手が込んでいますね。そんな能力があるのなら違う方向に生かせばよいのにと思ってしまいます。

    • Shinji
    • 2022.01.29 7:49am

    子供時代は絵や歌、映画、バッタやトンボの自然観察ができる環境はあったけど、数字と遊ぶ、というような大人や先輩を見かけませんでした。子供時代から、数字と遊ぶ、という環境があったら、もっと算数や数学に興味を持てただろうと思います。