伊達発

徒然なるままに(6) 

心の伊達市民 第一号

心の伊達市民 第一号伊達季節移住のススメ

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

【徒然なるままに】
約700年前に兼好法師によって書かれた「徒然草」は、現代風に言えば「エッセイ」である。
それを私の言葉で書いてみると、次のようになる。

【徒然なるままに、ランチの後にパソコンに向かい、心に浮かぶ雑多なことを、なんとなく書き付けると、ブログにしなければと焦る気持ちになる】・・・というわけで、脈絡もない話を書き綴ってみた。

東京駅丸の内南口のホール天井(床にカメラを置いて、自撮り)

 

【レストランの液晶画面】
最近のチェーン店は、殆どメニューはテーブル上の液晶画面で見るようになっている。
そこから食べたいものを選び、『注文確定』のボタンを押す。

料理が運ばれて来て食べ終ると、また画面で『清算』を押す。
そしてキャッシャーのところで、代金を支払う。
だから店員と言葉を交わす場面が無くなった。なんだか『エサ』を食べている感じになる。

四谷の中華料理店の注文画面

 

【株式のIPO】
「IPO]というのは、「新規公開株」のことである。
これが手に入れば、公開時には取得額より30%~100%くらい高い値段が付くことが多い。
だから誰でも欲しがるが、これは証券会社からのお知らせに応募して抽選となる。
私は抽選に外れまくっていたが、遂に170回目で抽選で補欠に当った。

これでやっと「少しは儲かる」と思ったら、締切日にメールが届き『残念ですが、繰り上げならず』とあった。公開日に初値を見たら、なんと応募価格より20%も安かった。『外れて良かった』という稀な経験をしたのである。

「東京証券取引所」はコンピューター取引になり閑散としている。

 

【読書】
嵐山光三郎は同級生と以前に書いた。
彼の本はかなりの数を読んだが、「文人悪食」、「芭蕉という修羅」など優れた本もある。
随筆風の本が多いが、その中で記憶に残っている話がある。それは「茄子の漬物活造り」である。

ナスの苗を買って来て育てる。そして花が咲き実がなった頃にナスの下に糠味噌を置いて、ナスをその中に漬ける。これで「茄子の漬物活造り」の出来上がりと言う。彼は実際にやってみたら、塩が強過ぎると苗が枯れてしまうので、塩梅が難しいという話だった。

「老いてますます官能的」★★(ドトールコーヒーで本を読む)

 

【映画】
新型コロナウィルスに関係なく、私は映画を見続けている。
最初の緊急事態宣言では、映画館は休館となってしまった。

その後も色々と制約があり、良い作品の公開が無かったが、6月頃から新しい作品が公開されるようになった。私の見た映画は「6月2本」、「7月6本」、「8月6本」で、一番良かったのは、6月公開の「ファーザー」だった。9月も良い映画が公開されるので、かなり楽しみである。

映画「くじらびと」★★★

 

【落語】
中央区報に「敬老のつどい」の欄があり、浜町敬老館で落語が行なわれることが分かったので申し込んだ。
コロナまん延の中で映画と違い噺家が客席に向かって大きな声で話すのであるから、感染が心配である。
そこで中央区にコロナ対策に付いて問い合わせてみた。

その結果は「落語家はマスク無し、ワクチン接種2回、座席は半分、客席との間に透明ビニール・カーテン、窓解放、観客はマスク着用」とのことだった。私はなるべく後ろの方の席に座り、落語と紙切りを楽しんだ。やはりYOUTUBEより実演の方が楽しいと再確認した。

中央区浜町敬老会館の会場「浜町敬老会館」の客席(観客は15人だった)

 

【ベトナムのコロナ情報】
以前に台湾とベトナムは、「コロナウィルスの封じ込めの優等生」と言われたことがある。
ところが今はどちらも感染防止に必死になっていて、ベトナムの知り合いが現状を知らせて来た。
「8月15日から9月15日までロックダウン」、「市場は閉鎖で食料入手が困難」、「店などの休業補償は無い」。

「貧困家庭には政府から食料支給」、「工場は従業員が寝泊まりして操業中」、「外出を取締るための公安、軍人が町に多いので、かえって治安が良くなった」、「ワクチン接種は8月末現在で2回目終了が2.5%」、「中国製のワクチンも打っている」、「ベトナム国産ワクチンはもう少し時間が掛かりそう」。

コロナ前のホーチミン市の市場は大混雑

 

(おまけの話)
【鯛焼き屋「わかば」】・・昭和28年創業
少し前のブログ『人生の走馬灯』の中に四谷の鯛焼き屋「わかば」を登場させた。
そこで今回はその「わかば」に付いて、もう少し詳しい話を書こうと思う。

かなり昔のことだが、小説家であり演芸評論家の安藤鶴夫が「わかば」のことを読売新聞の随筆に書いた。
彼は散歩の途中で見付けて買った1つ10円の「たい焼き」が、『尻尾まであんこが入っている。僕はそのたい焼きに人間の誠実を味わった』と書いた。

「わかば」の看板(四谷)

 

読売新聞の朝刊に掲載されてその日から、「わかば」は行列が出来るようになった。
老夫婦は注文をさばき切れず、息子は税務署を辞めて家業を手伝うようになった。
翌年になり、オヤジが紋付姿で安藤家を訪ねて来た。

用向きは、たい焼きの値上げのこで、『小豆と砂糖が値上がりして、頑張ったがどうしても10円では売ることが出来ない。つきましては13円に値上げしたいが如何でしょうか?』と言ったのである。

店内で「氷あずき」を食べながら、外行く人を眺める。

 

安藤は『なぜ私にたい焼きの値上げを断る必要があるのか?』と尋ねると、オヤジは『先生の文章には10円と書いてある』と答えた。安藤はその答えでオヤジの律義さに感動した。
それ以来、現在に至るまで、「尻尾まであんを入れる」が社訓となっている「わかば」である。

東京には「たい焼き御三家」という店がある。
「人形町の柳屋」、「麻布十番の浪花屋総本店」、そして「四谷のわかば」である。
私は3軒とも食べているが、本当に好きなのは御三家ではなくチェーン店の「天然鯛焼き」の「鳴門鯛焼き本舗」である。

「わかば」のたい焼きは私には「あんこ」が多過ぎる。

 

コメント

    • 信濃 征太郎
    • 2021.09.14

    どんなことでも楽しい題材にすることができてしまう。しかもためになる。これはなかなかやれない才能です。 何かしないと生きている気がしない。そんな人が禅の心を求めて集まる。そんな話の文章を読みました。近頃”ひねもすのたりのたりかな”の生活を送っている私でも
    何かしないと、と思い始めますが、何をしたらいいのか、と考えているうちに時間が過ぎていきます。