伊達発

豪雪の旅(3)・・・・・雪の津南町 

心の伊達市民 第一号

心の伊達市民 第一号伊達季節移住のススメ

記事一覧

北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

ブログ閉鎖中の話題(2015年2月15日)

津南町という町は日本一の降雪量で有名な土地である。
住所は新潟県中魚津郡津南町である。
魚沼郡と言えば、有名なブランド米の「こしひかり」の故郷である。
この豪雪が美味しい米を生み出しているのだろう。

町を出ると、道路の両側に除雪した時の雪の壁が出来ている。

 

石川県にベトナム人実習生を訪ねて、そのまま東京に戻るのももったいない。
そこで思い出した。
昨年末に「豪雪の津南町が雪崩で孤立」という情報をテレビのニュースで見た覚えがある。

農家民宿「sunberry 」の玄関。

 

そこで年甲斐も無く、いつもの悪い癖で豪雪を見てみたいと思ってしまった。
インターネットで調べたら津南町は越後湯沢駅からバスで1時間ほどの場所にあり、意外とアクセスが良いことが分かった。

宿の2階の窓から見た風景。

 

色々と情報を集めると、「農家民宿」というのにブチ当った。
良くは分からないが、面白そうなのでそこを予約した。
「バスで町役場前で降りてくれれば、そこに迎えに出る」ということになり出発した。

食事は粗末で、野菜とこんにゃくだけ。

 

バスを降りると、そこは意外と普通の町だった。
雪も「豪雪」という感じは受けず、最初から少し期待外れだった。
迎えの軽自動車で町外れに出て驚いた。ものすごい豪雪である。
立山の「室堂」にも負けない雪の壁が延々と続く。

民宿の前の通りは、雪の壁が背の丈より高い。 (道の真ん中に立っているのは宿の主)

 

しばらく走り、横道に入るとそこが農家民宿だが、見た目は普通の家だった。
2階に上がると、4部屋の客室があるが、お客は私1人だけだった。
宿の2階から見る風景は一面の雪原で、遠くに転々と民家が見える。
私はカメラを持って、近所を散策して写真を撮る。面白い題材が山ほどある。

民宿の主が朝から除雪する。

 

この町の人口は1万500人で限界集落だそうで、奥さんはよそ者なのに観光協会の会長になり町の活性化に協力している。 食後は話が弾み9時を過ぎる。
雪崩で孤立するのはもう少し奥の集落だと聞き、翌日に行くことにした。

近所では主人が屋根に上って、雪下ろし。 毎年、この町で雪下ろし中に3人ぐらいが雪に埋もれて亡くなる。

 

(おまけの話)
この宿は70歳代の夫婦で経営していて、なんと東京からの移住者だった。
25年前にサラリーマンを辞めて、農業がしたくてここに移り住んだのだそうだ。
色々と試行錯誤をした結果、今は「手作りのジャム」と「エゴマ味噌」が生活を支えている。

朝は3時から除雪車が走り回る。民宿の道には6時に来た。

 

この民宿にはテレビは無い。彼らはいつもラジオを聴いている。
メインルームの暖房は薪ストーブで、客室には小さな石油ストーブがある。
トイレにはウォッシュレットは無く、食事は自家製の物ばかりなので肉は出ない。

近所の牛舎の前を除雪するフィリピン人の嫁を持つオヤジ。

 

寝具にシーツも使わないので、少し気持ちが悪い。毛布1枚の上に掛け布団が2枚乗る。
夜は寒さと布団の重さで目が覚める。部屋の中の気温が4度なのである。
朝起きて顔を洗ったら、水が冷たくて手が切れそうであった。

「正しい日本の農家」という感じはするが、近代文明に目覚めてしまった私には辛い。
こういう生活に彼らは本当に満足しているのか?、聞きたかったが聞けなかった。

夜は民宿の風呂は小さ過ぎるので、近くの温泉に連れて行ってもらった。

コメント

この記事へのコメントはありません。