伊達発

880円の贅沢  

心の伊達市民 第一号

心の伊達市民 第一号伊達季節移住のススメ

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

やることが無い日は困る。では「浅草に格安のマスクでも買いに行こうか」。
「その後に上野へ出て、不忍池の蓮の花でも見て帰れば丁度良い」と考えた。
最近は「行く場所が無いと浅草へ行く」という変な習慣になっている。

新仲見世通りでマスクを買って六区に行き、昼飯はいつもの330円ラーメンにしようとかと思っていた。
ところが途中で、回転寿司の「くら寿司」の「贅沢かにフェア」という宣伝が目に付いた。

浅草「くら寿司・ROX店」入口

 

そこには「フェアーは7月2日から8日まで」と書かれていて、この日が最終日だった。
最近はこんな小さな幸運が嬉しいようになっている。自分でも「小者になったなー」と思っている。
寿司がそれほど好きではないので、私は回転寿司屋にはほとんど入らない。
しかしカニが大好きな私は、迷うことなくこの店に入ったのである。

店内は広い。この列が2本ある(今は2人以上は不可)

 

『最後に回転寿司に入ったのは、いつだったかなー?』と考えたが思い出せない。
伊達市のインター通りにある「和さび」が最後なら、10年くらいになる。
「和さび」は回転寿司とは思えないような新鮮なネタで、『さすがに北海道である』と思った。
今もまだ和さびはあるかなー?

テーブルにある蓋を持ち上げたら、必要なものが入っていた。

 

「くら寿司」は浅草ROXの4階にあった。かなり大きな店である。
店に入っても店員が迎えに出て来ない。「なんで?」と思ったら検温機があり、検温を済ませると入店券を発行する機械に向かう矢印があった。

そこで「予約なし」、「1人」と画面にあるボタンを押したら、下から番号が書かれた紙が出て来た。
これが座席番号なのである。
(帰りに気が付いたが、本来は入口で登録するようになっていた)

メニューから「贅沢かに」を選ぶ。

 

何列にも並んだ席の番号から、自分の紙に書いてある番号の席に座る。
次にどうして良いか分からない。テーブルに四角の切れ目が入っているので、そこの蓋を持ち上げた。
するとそこには箸、醤油、生わさび、ガリ、粉末茶などが入っていた。

液晶画面を触ってみたら、メニューが現れた。そこからカニのメニューの「贅沢かにちらし」、「贅沢かに3種盛り」、「贅沢ほたてかに1貫」を選んで注文した。贅沢なのに、みんな220円だった。

画面から注文したら、3~4分でレーンで運ばれて来た。

 

しばらくして2段のレーンの上段に注文した3皿が走って来て、私の目の前で止った。
それをテーブルに降ろして食べながら、イカ好きの私は「ゆず漬けいか」を注文した。

少し経ってから女店員が私のところに来て、なにか言っている。
良く聞いてみたら、「レーンのお皿を取って下さい」と言っていた。
私が皿を取らないとレーンが塞がってしまい、他のお客の注文が届かなくなるのだと知った。

左から「贅沢かにちらし」、「贅沢かに3種盛り」、「贅沢ほたてかに1貫」

 

最後にもう1回、「小柱黄身醤油漬け軍艦」を食べて、これで5皿になり丁度良い腹具合となった。
清算は皿をテーブルの横の穴に投下する。そして画面で「清算」を押すと金額が現れた。
これで880円だった。とても安いと思う。

帰りはキャッシャーの所にあるセンサーに座席表にあるQRコードをかざし、支払い方法でクレジットカードを選び読み取り機にカードを差し込む。そして暗証番号を打ち込めば、これで支払いは終りである。
880円で最新の殆ど無人の回転寿司の経験が出来た。「凄い!」と驚いたランチ経験だった。

食べ終ったら、画面で会計計算をする。

 

(おまけの話)
回転寿司のランチの後に、浅草から都バスに乗って上野へ行った。不忍池の蓮の花を見るためである。
少し前に不忍池に行った時は、殆どの蓮の花は蕾のママだった。
今は「まん延防止」出ていてるが(8日現在)、私にとっては「緊急事態宣言」でも、「まん延防止」でも関係無い。コロナ騒動が始まる前も、その後も毎日家から出ている生活を続けているからだ。

上野不忍池の「蓮の花」は見頃を迎えていた。

 

不忍池の道路を挟んだ反対側に、「ドンレミー」という名のケーキのアウトレットがある。
私はここで「プリン」を2個買う。なんと1個、50円である。
これを買って道路を渡り、植え込みの石の上に腰かけてプリンを食べる。
今どき100円で幸せな気持ちになれるものは、そうは無いと思う。

蓮の花の向こうに「弁天堂」が見える。

 

プリンを食べ終ってから、やおら立ち上がり蓮の花を見る。
目の前の不忍池に少し突き出た木道があり、そこから蓮の花が良く見えるようになっている。
蓮の花は桜と違い、一斉には咲かない。だから「見頃がいつか?」と決めるのが難しい。

この日は小雨模様で涼しく、蓮の花も咲いている。私にとっては「今が見頃」だった。
でも終るまでに、もう一度、見に来るかもしれない。

蓮の花はいつみても美しい。

 

コメント

    • Shinji
    • 2021.07.12

    KURA SUSHI はロサンジェルスのリトルトーキョーにもあり、とても繫盛しています。顧客は日本人以外の人であふれて、いつも外に行列のできるほどです。2年ほど前に入ってみて驚きました。 ベルトの上に乗ってくるものを待つだけではなく、自分の好きなものを注文していい、しかもすぐにできてきて上の段のベルトに急スピードできて自分の目の前にピタリと止まる。 食事後は皿を下の窓口に滑り下ろして会計、とまさにHさんの描写通りです。

    • 信濃 征太郎
    • 2021.07.12

    「ヘイ!お待ち!」「ヘイ!〇〇!」の声が聞こえず、スルスルとお皿が目の前に来る。それを取らないと次に進まない。世の中変わりましたね。その昔、近所のお寿司屋さんへたまに行きました。寿司好きというわけではなかったので話をしに行ったようなところがありました。今は全く外食などしないで過ごしています。