伊達発

落語の聖地巡礼 

心の伊達市民 第一号

心の伊達市民 第一号伊達季節移住のススメ

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北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。

新聞に「江戸東京落語マップ」という絵と文章が載っていた。
私は落語は子供の頃から好きで、両親と一緒にラジオでよく聞いていた。
世の中には落語派と漫才派がいるようであるが、私は全くの落語派である。
漫才は「嫌い」と言ってもいいほどだ。

「江戸東京・落語マップ」

 

最近のテレビ番組では、漫才師が大手を振って出演している。
これも吉本興業の影響力だろうと、私は勝手に思っている。
漫才は「ボケ」と「ツッコミ」という役に分かれて、大して面白くも無いことを大騒ぎで話す。

昔の漫才は相方の頭を叩いたり、突き飛ばす。それが芸らしいが、私はそれが嫌なのである。
最近の漫才でも、私にはうるさい上に演者が自分達で笑って喜んでいるとしか見えない。

「佃島渡船」の記念石碑。(落語/佃祭)

 

その一方で落語は静かで良い。
人情噺の中には、お客を「クスッ」と笑わす場面がある。
どういう笑いが好きかは、それぞれの好みの問題だから文句は言えないが、私は落語が好きだ。
毎日の外出で目的地に困っていた私には、落語マップは良い情報だった。

江戸時代の佃島近隣の古地図

 

「江戸東京落語マップ」に出ていた話は「文七元結」、「たがや」、「元犬」、「宮戸川」、「船徳」、「佃祭」、「品川心中」、「居残り佐平治」、「堀之内」、「目黒の秋刀魚」の10話だった。
落語の話というのは昔の創作だが、実際の地名が登場する。
だから今でもその場所を訪れることが出来る。いわば漫画に真似て「落語の聖地巡礼」が出来る。

「蔵前神社」(落語/元犬)

 

今回は新型コロナウィルスが蔓延して緊急事態宣言も出ている最中なので、なるべく近場の聖地を訪問することにした。先ずは図書館に行き本を返し、そこから地下鉄「月島駅」まで歩くことにした。
途中で隅田川を渡るが、ここに落語「佃祭」に登場する「佃の渡し」がある。
佃は「佃煮」の発祥の地で、今でも3軒の佃煮屋がある。

蔵前神社は「元犬ゆかりの神社」

 

「月島駅」から大江戸線に乗り、「蔵前」で降りた。
駅から数分のところに、「蔵前神社」がある。
ここは落語「元犬(もといぬ)」に登場する神社で、神社の方も落語を神社の宣伝に使っている。

「元犬」とは人間になりたかった犬が本当に人間になってしまう話である。
でも私が行った時は神社の境内に、「ネコ」が寝転んでいたのが皮肉だった。

隅田川に架かる「吾妻橋」(落語/文七元結)

 

蔵前神社から浅草方面に歩いて行く。暑い日で、汗びっしょりになった。
「吾妻橋」に出ると、緊急事態宣言下なのに、結構の数の観光客が来ていた。
ここは落語の「たがや」と、「文七元結」に登場する橋である。

今では隅田川観光船の発着場と、キリンビール本社の「子供のうんち」みたいな変なオブジェが有名で、落語の話に出て来る場所だと知っている人は殆どいない。(今回は、ここまで)

六区にある「浅草演芸ホール」は落語の聖地。

 

(おまけの話)・・・(写真は蔵前神社から吾妻橋まで)
私はこのマップに登場した落語の、全部を聞いたことがあるわけではない。
10話の内の5話しか聞いたことがない。

そこでせめて粗筋だけでもとネットで調べたら、「落語散歩」という便利なサイトがあった。
また北海道伊達市にある寿司屋の名前「文七」は、この落語「文七元結」から取ったのだろう。
私が伊達市滞在中は何度も通ったが、今でもオヤジは元気にしているかなー?

名店「駒形どぜう」(私はどぜうは好きではない)

 

【落語散歩】
・文七元結・・・http://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/bunnsiti.html
・たがや・・・http://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/tagaya.html
・元犬・・・http://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/motoinu.html
・宮戸川・・・http://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/miyatogawa.html
・船徳・・・http://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/hunatoku.html

「駒形堂」(北斎、広重などによって、浮世絵に描かれている)

 

・佃祭・・・http://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/tukudamaturi.html
・品川心中・・・http://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/sinagawasinnjyuu.html
・居残り佐平治・・・http://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/inokorisaheiji.html
・堀之内・・・http://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/horinouti.html
・目黒のさんま・・・http://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/meguronosanma.html

漫才派の人も、たまには落語を聞いてみよう。

名店「浅草むぎとろ」(私はむぎとろも好きではない)

コメント

    • 信濃 征太郎
    • 2021.09.24

    私もどちらかといえば落語派です。体調が良くない時などには落語を聞くのが一番ですね。新作落語というのもあり、これも名作となればなにやら古典風になって行きます。漫才も面白いが、演者だけが楽しんでいるように思えるときがあるのですね。漫才の古典、例えば”ヤスシキヨシ”などはいつ見ても面白いですね。