●アートするひと(7)染色(藍染め他)浜田 春華/伊達市室蘭市を含む西胆振のポータルサイトむしゃなび


◆ ●アートするひと(7)染色(藍染め他)浜田 春華 ◆
掲載日:2011.12.05 [1386]


 
 
浜田春華(しゅんか)さんは伊達生まれの伊達育ち。藍や染料での「染め」の作品を作っています。 
 
染めものをはじめたのは、伊達の藍染めを使ったアートフラワーを作りたいと考えたのがきっかけだといいます。 
 
浜田さんは、染め物だけではなく、アートフラワーや、押し花、サンドブラスト等も手掛け、講師としても活動してきました。 
 
アートフラワーは、様々な布を使って花を作りますが、伊達だからこそ、という作品を作ろうと考えたとき、思いついたのが、藍染めの布を使ったアートフラワーでした。 
 
藍染めを始めた浜田さんは、持ち前のアイデアを発揮して、作品を生み出していきます。 
 
上の写真に写っている、直線を組み合わせた模様の藍染めは、布を折りたたみ、ミシンをかけてから藍で染めたもの。 
どんな模様を作るかは、折りたたむ前にデザインし、設計されています。 
 
講習(左写真)では、 
折りたたむ方法の他、布を筒に巻き付けてウロコ状の模様を作り出したり、その他、簡単でも美しい模様を作り出せる方法を教えています。 
 
布を折りたたみ、一部分をクリップで止めて染めれば、幾何学的な模様が現れます。 
クリップばかりではなく、割り箸を使ったり、折り目にアイロンをかけたり、糸を使ったり、ランダムに丸めたり、方法は色々。 
広げてみて初めてわかる、その模様にびっくり。 
 
 
この折り鶴の模様の藍染めは、設計して折りたたんで染めた「折り染め」の最新の作品です。 
 
きつく何重にも重ねた部分は、より白く染まらない状態になる、というのですが、じっくり眺めて考えてみても、どう折りたたんで、どこを縫えばこうなるのか、簡単には想像できるものではありません。予想しようとすると頭がこんがらがってきます。 
経験がなければ作れないものだということを実感。 
 
ーーーーーーーーーーーー 
 
今後は、出来上がった作品(染めた布)を、服やバッグ、小物などに仕立てようと計画しているそうです。 
 
また、自宅の広い敷地に、寝る間も惜しんで花の庭を整備中。 
庭に、重いブロックやガーデンストーンを軽トラックいっぱいに積んで運び入れた今シーズン。 
「おかげで筋肉ついたよーっ! ほら見て見て!」 
と、袖をめくって、以前よりたくましくなった(らしい)上腕に力を入れて見せる、そのハツラツとした笑顔が素敵でした。 
 
早ければ来シーズンの講習会は、庭で開きたい、と考えているそうです。
 
 
 

 
浜田 春華: 
北海道伊達市北稀府町193-1 / 電話 0142-24-1037 
 

※記事の内容は取材時の情報に基づいています。  

《他の特集を読む》



| トップページへ   |
室蘭市、登別市、洞爺湖町などを含めた伊達市近郊の情報なら『むしゃなび』
Copyright © 2004-2020 株式会社アップデート All rights reserved.