そばの実から作るそば!「なかよし」/伊達市室蘭市を含む西胆振のポータルサイトむしゃなび


◆ そばの実から作るそば!「なかよし」 ◆
掲載日:2012.04.10 [1712]

 
脱サラをして15年前にこの手打ち蕎麦店を開店した「なかよし」さん。 
そば打ちはサラリーマン時代から初めていたという店主の木村晴男さん。 
それを食べた知人たちがくちぐちに「蕎麦屋をやったら?」と勧めた。特別に修行をしたわけではなかったが、そのころから玄人はだしの蕎麦を知人たちに振る舞っていた。 
 
40代半ば、一代決心をして店をはじめた。
 
蕎麦打ちばかりではなく、蕎麦粉にもこだわり、石臼で蕎麦の実をひいて作る自家製粉。 
 
ひいたばかりの粉はやはり風味が違う。 
 
石臼の製粉機で蕎麦の実を砕き、粉にしてゆく。ぐるぐる回転する石臼の間から落ちて来る粉を、小さなホウキのようなものが集め、下へと落してゆく。
 
原料の蕎麦の実は、大滝や幌加内、蘭越などの農家と契約して栽培してもらってるそうで、気候によって不作の場所があっても確実に手に入れるための策。 
 
カラごと石臼でひくため、ところどころにカラの黒いツブの入った田舎風の麺が出来上がる。蕎麦のうまみをまるごと味わうことができる。
 
 
 
季節の食材を使った、季節の 限定メニューもあって楽しみ。 
 
こちらは鴨南蕎麦。かも肉と一緒に白長ネギがごろごろ入っていて、香ばしく焼き色をつけてからタレと煮てあり、ネギの甘みがひきだされている。
お昼どきには室蘭方面からも常連のお客様が来るそうだが、 
それ以外でも、ときどき、この店の蕎麦の話を聞きつけたお客さんが、もっと遠く、道内のほうぼうからもやって来るそうだ。 
 
野菜天ぷらもりそばを頼んでいた女性2人のお客さんも、遠くらか初めて来たそうで、蕎麦の味を堪能している様子だった。 
 
出汁のいい香りに、からっとあがったタコ天ぷらも美味い。 
 
 
 
店主の木村晴男さんと貞子さんは、のんびりとマイペースで店を営んでいる。 
店の場所が街とははなれているので、常連のお客さんは、来る道のドライブ気分も含め、昼休みのひとときにホッとした気分になるには程よい距離だという。 
 
 
 
手打ちそば処 なかよし
 
 
伊達市北黄金町65−44 
TEL/FAX 0142−24−1765 
 
11:30〜19:00 
(17時以降そば売り切り次第終了) 
(午後はお客様がいないと店じまいすることがあります) 
 
水曜定休/元日のみ休業
 
 

※記事の内容は取材時の情報に基づいています。(取材2012年)  

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