伊達市で心理カウンセラーとして活躍している、
臨床心理士の水上志子(みずかみゆきこ)さんにお会いしました。
水上さんのカウンセリング SE(ソマティック・エクスペリエンス)
参考:http://www.sejapan.org/aboutse1.html
悩み、怒りや悲しみ、つらい思いがあったり、
生きにくいと感じたりしているとき、
胸の内を遠慮なく話し、それを親身に聞いてくれる人がいたらいいのに、
と思うことがあるかもしれません。
臨床心理オフィス「ホルス」には、話を聞いてくれて、
それを冷静に受け止め、整頓したり分析して、その状況や原因を明確にしてゆく・・・
そんな、「自分ではない他者」にしかできない手助けをしてくれる専門家がいます。
水上志子さんのカウンセリング、そしてトラウマを解消するための手助けの方法は主に、
SE(ソマティック・エクスペリエンス)。
お話をしていく中で『つらい思いをした場面(またはそれに近いもの)に居る時の自分の状態』と『自分にとって支えになる事』を交互に思い描きながら、身体感覚を通してトラウマのエネルギーを解放していくというもの。
※ここではごく簡単に述べています。
トラウマは、大きな衝撃的な出来事が原因のものばかりではなく、
記憶の底に沈んで忘れていた小さな出来事の中にもあるそうです。
水上さん自身が初めてSEを受けたときは、はっきりした問題の他に、自分の中にあったいくつものトラウマが「イモ蔓式にずるずるっと出て来た」といいます。
そのときの水上さんは車の事故でおったトラウマに悩まされていました。
車が大破するような事故で、大きなケガはなかったものの、それ以来、恐怖で車の運転ができなくなってしまいました。
その心の傷を治すために直感的に選んだのがSEでした。
「このときSEに出会っていなかったら、今でも運転ができないままだったと思います」
<お話しながらタッピング(TFT)することも> 参考:http://www.jatft.org/
様々な分野からいいと思うものを勢力的に学び続けている水上さん。その知識を、その時々で応用しています。
その中で、誰とでも、自分自身でもできるタッピングは、友達同士で肩叩きするような何気ない安心があり、心が緩まります。
<病院より気軽に行ける>
病院には行きにくい、病院にいくほどではないけれど相談したい、
という人のために開設された「ホルス」。
「心理療法だけで立ち上がる人もいるので」と水上さん。「薬の力ではなく自分の力で解決できると、自分で出来た、変われた、という実感があり、自信にもつながりますよね」
思い切りぐちをこぼせばスッキリする、
という場合でも気軽にお話をしに来てください、
とのこと。
「にじのひろば」
オフィス隣には
子育て中の方や、子供たち、そして誰もが気軽に集うことができるように、
そして子供たちの心身を育てるためのお楽しみ会などの催しを開くことができるようにと、
フリースペース「にじのひろば」を作りました。
(現在、火・金の午前中と、水・木の放課後時間が開いています)
<安心して子育てができる街に 全世代の交流を>
水上さんは4人の子供をもつ母親でもあります。
「子供が健全に育つことは、とても大切だと実感しています。
それには、栄養(食事)や運動が大切です。たった一人で子供を育てるのは本当に
大変なことですし不安もありますよね。その助けになるような環境も必要です」
子育てに関して、
全ての世代が関わることのできる環境が大切だといいます。
「子供は、親の世代ばかりではなく、もっと年配のおばあちゃんやおじいちゃんの世代と接して学ぶことがありますし、自分より小さな子のお世話をすることからも学べます。昔は全ての世代が関わって子育て(見守ることも含め)に関わることができました。
現代は、親の孤独や、子供の孤独があふれています。
全ての世代が子供を通じて関わりを持てば、孤独を減らすことができると思います。
例えば年配の方が子供の世話をすることで自分自身も助けることになります。
にじのひろばでは、誰かに何かをしてもらうのではなく、どんなことでもいいから
自分ができること、得意なことを、お手伝いしてもらっているんですよ」
脳科学を学び、臨床でも体験してきた水上さん。
「楽しむこと」が、子供の心・脳・身体(五感)を育てるのだといいます。
「本人が夢中になって楽しんでいるときにこそ全ての感覚を全力で使っていますから」。
にじのひろばには、ここで何か楽しい体験をしてもらえれば、という願いもあります。
だて子供会議
現在、2ヶ月に1度、育児支援に関連・従事する人が交流して学ぶ
「だて子供会議」を開催しています。
「学校の先生、保育士、市の保健士や、市民団体、医療、
それぞれの現場にいる人たちにつながりがあれば、と、思っているんですよ。
それぞれが体験したことは、それぞれの助けになります。この会議では
「こういう場合どうしたらいいのか」などの疑問や質問が出て、
誰かが答えたり。交流があれば様々な場合の対策ができますよね」
人間の可能性を信じたい、感じたい
水上さんは、心理学をはじめた学生のころから「子供の育ちってすごいな」と、心底おどろいていましたが、それは子供ばかりではなく、
「人はのびる、かわれる」という思いとなって水上さんの信念と言えるものになっています。「そのためのサポートがしたい」というのが一番の思い。
「能力を最大限引き出せるように、その人にとっての方法を見つけ出したい」
と言います。また、「その人が変わっていくのを見るのもよろこびです」とも。
水上さんは、カウンセリングや「にじのひろば」の他に「登校拒否の子供をもつ親の会」「大人になった我が子で苦労している母の会」なども開いており、その活動は幾重にも渡り勢力的。
「名前の通り、志す子、なんですよ」
と、ご自分を指して。
NES(ネス)-ProVisionシステム 参考 http://neshealth.jp/
そんな勢力的な水上さんがごく最近取り入れた画期的な分析システムがあります。
それは「NES-ProVisionシステム」。
これは、欧州「ベスト代替医療機器賞」を2回受賞しているオーストラリアの研究者
ピーター・フレーザー氏が、イギリスの研究者と出会ってステム化されたもの。
「リビング・マトリクス」というDVD等で紹介されており、
オランダとドイツではすでに保険診療対象になっています。
さて、この分析システムは、
「ヒューマン・ボディー・フィールドと呼ばれる
人間のエネルギーを包括しているフィールドの情報をスキャンする」
ものであり、
「病気や痛み、精神的な問題の原因であるストレスイベントによって作られた
「閉込められたエネルギー」を見つける」
というもの。
そうすることで病気(またはその未然)の原因の根本を見つけ出します。
具体的には、このように、マウスのようなものに軽く触れるだけ。
その人の生体エネルギーを読み取り、心身の状態を分析します。
精神的問題や、肉体的問題、自分は何に影響されているのか、影響されやすいのか。
分析結果は、視覚的に、画像などで表示されます。
受けた本人も一緒にその画面を見ながら考え、相談することができます。
表示される内容は、
●慢性的にストレス下にあるエネルギーのブロック箇所(問題箇所と原因)。
●住まいや環境汚染によるエネルギー的影響。
●土地の磁場(極性)の乱れや電磁波によって起こるエネルギー反応。
●食事栄養のバランス。エネルギー的な栄養の問題。
そして細かくはこんなことも画像に示されます。
●食品や日用品に使われている洗剤等に含まれる有害化学物質の影響度
●水銀やヒ素といった重金属毒素の影響度
●電磁派の影響度(携帯電話、パソコン、電子レンジなど別項目で表示)
●代謝やアレルギー ●血液の酸性度、など。
これだけで、そんなことまで分かるのか、と驚きますが、それ以前に、
こんなこともしっかりと生命活動に影響しているのだな、と勉強にもなります。
下の写真は、この日、居合わせた少年(アラ10)と、筆者(アラ50)の分析結果。
その違いたるや・・・。
赤く示されているのが要注意箇所(要因)。
思わず「こりゃまずい」。ガクゼンとしました。
ここで赤くなっているのは「鉱物フィールド」「抗酸化物質フィールド」他。
右の方にも、フリーラジカルが多いことが示されている!
あきらかに老化促進中!
自分が錆びた鉄のかたまりのように思えてくる!どうりで身体が重いわけだ。
他にはこんな分析画面もあります。
現状を視覚的に直視してガクゼンとしてみたい方、安心を得たい方、
こどもの状態を把握して問題を解決するヒントを得たい親御さまなど、
水上さんの指導のもと、この「ネス」の分析を受けてみると発見があるかと思います。
(ネス使用、1回5000円/詳細カウンセリング別 ※ご相談ください)
臨床心理士 水上志子 プロフィール
S40年3月20日生まれ
北海道苫小牧東高等学校卒業/北海道大学 教育学部 特殊教育・臨床心理講座卒業/北海道大学大学院 教育学修士課程修了
●教育学修士 ●臨床心理士(日本臨床心理士資格認定協会認定)
その他免許 : 養護学校教諭専修免許状 中学校教諭一種免許状 高等学校教諭一種免許状
職歴:
(常勤)医療法人ひまわり会札樽病院リハビリテーション科臨床心理室(3年)/伊達赤十字病院 心理相談室(15.5年)
(非常勤)札樽病院(2年)/札幌市みかほ整肢園 精神発達相談員(2年)/苫小牧東病院リハビリテーション科(1年)/他
現在(2015年):
・日本工学院北海道専門学校スクールカウンセラー
・室蘭工業大学保健管理センター カウンセラー
・伊達市保健センター嘱託
臨床心理士 水上志子(臨床心理オフィス ホルス)
北海道伊達市鹿島町33−7(伊達市郵便局本局隣のダイソー裏、日光印刷2F)
TEL: 090-6693-3726
E-mail: datemzk@poplar.ocn.ne.jp
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※記事の内容は取材時の情報に基づいています。(掲載2015年1月)
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