2016 年新春、室蘭VOXの演劇ワークショップが開催されます!
室蘭、西いぶり地域での舞台芸術や文化芸術活動の開催を支援する室蘭VOX。
演劇ワークショップはこれまでに5回行われ、演ずることが大好きな西いぶり市民が参加しています。
<2015年9月の公演『この町 〜ある年の夏』。個性的な参加者の生き生きとした演技に笑い、涙する会場。>
2013年に開催された第1回の頃から参加を重ねる方も多く、
年齢層も下は小学生から、上は・・・?と、幅広い。
今回は、2016年10月の公演に向けてのプレ・ワークショップとなるそうです。
プロじゃない、フツウの市民が演じるお芝居の魅力ってなんでしょう・・・。
演出を手がける室蘭出身の俳優・NIWAさんは、
「研ぎ澄まされていなくて、ノイジー。」
と表現しました。
動きや台詞のぎこちなさ、でしょうか?
訓練を重ねたプロにはない、
「ノイズ」が、かえって新鮮な魅力的なのだとか。
NIWAさんは東京を中心に俳優として活躍しています。
ワークショップの度に来蘭し、演出・演技指導を通して西いぶり市民と舞台を作り上げています。
前回の公演『この町〜ある年の夏』(2015年9月)では、
フィリップ・ヴァン・ドーレン・スターン作『The Greatest Gift』 という著名な作品を原作に、
舞台設定をこの地域を思わせる架空の町に置き換え、参加者の実体験や人生を織り込みました。
「西いぶりカスタマイズ・バージョン」の脚本を書くため、合計10時間を超えるインタビューを敢行したというNIWAさん。
一人一人が語った言葉を、セリフに置き換えていったそうです。
さらに映像作家・青山健一氏(『渋さ知らズ』)を招き、映像と演劇とのコラボレーションによる独創的な舞台空間を演出しました。
<2015/9/13公演。映像と演劇とのコラボレーション>
稽古風景は、公演の2日前のもの。
真剣な中にも、和気あいあいとした雰囲気がありました。
個性豊かに堂々と演じる皆さん、素人の筆者には<ノイジー>に見えない・・。
それもそのはず、現在撮影中のいぶり映画『モルエラニの霧の中』に、市民キャストとして出演された方もいるのです。
そのひとりが、2013年から参加している山崎 珠江さん。
味のあるキャラクターが光っていました。
ー演劇の楽しさはどんなところですか?
「自分じゃない人間を演じることでしょうか。
この台詞いうの??っていう役があたったりするんですよ。
自分の人生では縁のなかったラップを踊るとか・・・。
そうすると苦労もしますけれど、自分の世界が広がりますね!」
ー役を競い合ってケンカになることなんて・・?
「ないですねー、そういうの!(笑)
前向きな人が多くて、みんなで助け合うグループなんです。」
あなたも、参加してみませんか?
音楽・美術・制作など、裏方希望の方も募集中です!
室蘭VOX 演劇ワークショップ
〜2016年10月公演に向けて〜
2016年10月に室蘭で公演予定の『ノーシーズンタウン(仮)』のプレ・ワークショップとなります。
題材は「季節のない街」(作:山本周 五郎)。
映画では、黒澤明監督の『どですかでん』として知られています。
期間:2016年1月2日(土)〜5日(火)
時間:13:00〜17:00/18:00〜21:00の二部制。終日参加もOK。
場所:室蘭市内(参加希望者にお知らせします)
料金:1,000円/日 ※終日参加も一部のみの参加も同料金です。
演出担当:NIWA
参加資格:健康で演劇に興味のある方ならどなたでも。
年齢・性別は問いません。
2016年10月の公演に出演するかどうかも問いません。
まずは、 気軽に演劇の世界を体験してみましょう!
裏方として参加したい方もOKです。
申し込み:2015年12月26日(土)まで
問い合わせ&申し込み:室蘭VOX 事務局(制作・ニワヤマさん)
080-4359-0355 / info@muroran-vox.com
https://www.facebook.com/室蘭VOX
公演詳細、NIWA氏・青山健一氏プロフィールはこちらから
※記事の内容は取材時の情報に基づいています。(2015年11月取材)