◆ あかりを灯す人々 壮瞥 道の駅で ◆
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空は晴れているのに風が強く、 笑うと前歯が痛くなるくらいの寒い日でしたが、 無料でお雑煮やきな粉餅が食べられるということに心惹かれ、 出かけてみた1月28日、午後3時。 会場の「そうべつ情報館i」に着くと、 外では雪洞キャンドルの準備が進められていました。 キャンドルを入れるための穴を掘ります。 空き瓶で素敵なキャンドルホルダーが作れます。 これから挑戦するお嬢さんも瓶を選んで、キャンドルを受け取り、オマケのくじも引きました。 このコーナーを担当していたのは、ドイツ生まれで壮瞥在住のコジマさん。 幼い頃から日本に惹かれ、大学での専攻も日本語、日本文化、日本映画だったそう!現在、壮瞥町の商工観光課に配属されています。 2016年に動き出した壮瞥のブランドアイデンティティは、 「そうきたか!そうべつ!」。 クスッと笑ってしまう語呂合わせと微妙なダジャレ。 音もリズムも字面も素晴らしいっ。壮瞥、いいっ。 すると・・・さすが「そうきたか!そうべつ!」。 ダジャレなネーミングの商品が。 玉ねぎの粕漬け? そりゃおったまねぎ!(と、このように表現します) こんなのもあります。本当にぶっとい切り干し大根。食べてみたい。 こちらはサムズのレジにいたお姉さん。 そしてサムズのお姉さんのオススメ。ここで企画開発した商品。 ぶどうドーナツは壮瞥産のぶどうのジュースで作ってあって、 食べてみるとぶどうの香りがして不思議な美味しさ。 「ぶどーなつ」という名前はどうですか、サムズさん!(笑) りんごやぶどうのゼリーもとっても美味しいのです。 ここでちょっと脳裏に浮かんだのですが、 ここにあるほぼ全ての商品の名前がダジャレになっていたら、 全国的な笑いの渦が巻き起こるかもしれない! 、、、どうでしょうサムズさん! 花の咲いた福寿草の苗もありました。 蕾の方を買うと、これから家の中で開花しますね。 小さいポット苗は300円。 大きい方は600円で、 桜の木の苗(挿し木)が一緒になっているようで、 これを植えた何年か後の風景は・・・ 育った木には桜の花が咲き、その根本には福寿草が咲き広がっている・・・。 このポットを作った方に会いたくなった素敵な寄せ植えの苗。未来の風景になごみました。 さて、ちょっと外をうかがってみると何やらにぎわっている様子。 あかりを入れて、壮瞥リンゴの完成です。 作ったのは、みんなでお手伝いに来たという室蘭の会社の同僚さんと、その家族の皆さん。 それにしても寒い! 雪のキャンドルが灯るのはもうちょっと暗くなり始めてから。 そろそろお餅を食べてあったまろう!と、再び館内へ。 出汁と椎茸の、いい香りが立っています。 つきたてのお餅をこの中に入れて、下からにゅーんと押し出し、カットします。 これはパスタメーカー? それとも専用のお餅メーカーというものがあるのかな? 絞り出されてくる様が、ちょっと笑えました。みんな笑ってました。
のびーる、 つきたてのお餅。 お雑煮も きな粉餅も スタッフさんたちの 手作りです。 お雑煮は出汁が効いていて 本当に美味しかった! おかわりしました。 思わず笑顔に なってしまいます。 ごちそうさまでした。 あったまりました。 皆さん、ろうそくに火をつけはじめました。 などとダジャレを飛ばしながら、 けれども、強い風と、湿度が高いせいか、 なかなか火が着きません。 ふと見ると、みんなこういう状態で静止しているではありませんか。 特にこの方。 時が止まったように、ずっとずっとずっとこの姿勢をキープしていて、 見守らずにはいられませんでした。 ホントにつかないんです。とにかくつかないんです。 チャッカマンも本数が限られ、手伝うこともできないんです。 ただ黙って、そのままやり抜くしかないんです。 けれども丁度いい具合に、日が落ちて来ました。 少しずつ、あかりの灯ったキャンドルが増えていきます。 自分たちで育てた農産物や物産品で、 壮瞥という小さなまちに様々なあかりを灯す人たちがいます。 そして文字通り、ここに、あかりを灯す人たちがいるのを見ました。 壮瞥町 道の駅そうべつ情報館i 北海道有珠郡壮瞥町字滝之町384−1 NPO法人そうべつ観光協会 TEL0142−66−2750 壮瞥町の観光案内サイトはこちら https://sobetsu-kanko.com <シーニックバイウェイとは>(道の駅そうべつ情報館iのサイトより) シーニックバイウェイ(Scenic Byway)とは、景観・シーン(Scene)の形容詞シーニック(Scenic)と、わき道・より道を意味するバイウェイ(Byway)を組み合わせた 言葉です。地域と行政が連携し、景観や自然環境に配慮し、地域の魅力を道でつなぎながら個性的な地域、美しい環境づくりを目指す取り組みが『シーニックバイウェイ』です。アメリカで先行的に取り組まれている制度を参考に、北海道にあった仕組みを考えて、平成17年度より全国に先駆けて「シーニックバイウェイ北海道」としてスタートしました。 そして私たちの町壮瞥町はこのシーニックバイウェイ北海道の中の 「支笏洞爺ニセコルート 洞爺湖エリア」というルートになっています。 《他の特集を読む》 |