今回の座談会は、市が開発した住宅地プライムヘルシータウンに定年後の定住先として移ってこられたご夫婦3組に参加していただきました。 プライムヘルシータウンは、伊達市内中心地に隣接した住宅地。瀟洒な住宅が整然と並ぶ新興住宅地です。参加していただいた3組のご夫婦は、近所に住み、日々親交を深められている仲間たち。みなさんでよく集まって楽しい時を持つ様子は、地元の方にもうらやましがられるとか。 伊達を移住先として選んだ理由、伊達での暮らしや、移住を考えられている方へのアドバイスなど語っていただいた様子を、数回に分けて紹介します。
司会 伊達を定年後の移住先と決めた経緯を教えてください。また、いつごろからどのような準備をされていましたか?
長尾茂雄さん 夫婦とも空知の深川出身ですが、東京に何十年もいましたので、50歳位から、定年になったら北海道に来たいなあと思っていてね。まず子ども達に、定年になったら北海道に行くよ、と言い続けてきました。
大山雄二さん 妻が伊達生まれで、生家が区画整理で移転しなければいけなかった。年取った母親ひとりで置いておくのは心配で、めんどうみるか、と決めました。ただこれから死ぬまで住む町なので、伊達がいやな土地だったら決めなかったと思います。仕事で道内外に住んできて、同じ道産子でも人柄が違うなあと感じてきていました。伊達の人は人情味がありますね。
大山敦子さん 転勤生活だったので、最後までどこに住むかイメージができませんでしたが、母と住むことを考えてからは、伊達がいいよと子どもたちにも言われました。北海道に住むなら雪が少ないところにしたほうがいい、安心だからと。
大山雄二さん 一つ心配だったのは、年取った親が、同じ町とはいえ、引っ越して新しい場所でなじめるかということ。しかし、今思うと新興住宅地で、いろんな人がいるのでかえって住みやすかったように思います。