むしゃなび特集/2005年13号/伊達市室蘭市を含む西胆振のポータルサイトむしゃなび

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■ むしゃなび特集 2005年13号 ■
北海道移住計画「伊達に住んでみたい!」 [2/3]
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座談会「伊達市に移住してみて」

 今回の座談会は、市が開発した住宅地プライムヘルシータウンに定年後の定住先として移ってこられたご夫婦3組に参加していただきました。
 プライムヘルシータウンは、伊達市内中心地に隣接した住宅地。瀟洒な住宅が整然と並ぶ新興住宅地です。参加していただいた3組のご夫婦は、近所に住み、日々親交を深められている仲間たち。みなさんでよく集まって楽しい時を持つ様子は、地元の方にもうらやましがられるとか。
 伊達を移住先として選んだ理由、伊達での暮らしや、移住を考えられている方へのアドバイスなど語っていただいた様子を、数回に分けて紹介します。


司会 伊達を定年後の移住先と決めた経緯を教えてください。また、いつごろからどのような準備をされていましたか?



木村祐一さん
木村祐一さん
 きっかけは友人や知人から伊達はいいよ、と聞いたことです。
決めるまで下調べに3年はかけましたね。札幌にいたので、全ての季節、1年に10回くらいは来てみた。雪は少ないって聞くけどどれだけ少ないのかなと思って来て見ると、札幌は路肩に雪の山が出来ているのに伊達は全く雪がない。ああ本当に少ないんだと実感しました。
 
 別の候補として追分(札幌近郊)も考えていたけれど、海が好きで、海のある伊達に決めました。今でも浜にふらりと行きますよ。

木村愛子さん

決め手は雪の少なさ 観光地へのアクセスも


長尾茂雄さん

長尾茂雄さん
 夫婦とも空知の深川出身ですが、東京に何十年もいましたので、50歳位から、定年になったら北海道に来たいなあと思っていてね。まず子ども達に、定年になったら北海道に行くよ、と言い続けてきました。

 52,3の時から道内に土地を探し始め、札幌に土地を買いましたが、何もないところで気に入らなくてね。小樽の朝里川温泉付近を探していました。そんなとき、友人や知人から聞いていた伊達市を思い出して、市役所に資料を送ってもらうようお願いしてね。不動産屋へも行きました。
 伊達に決めたのは、周囲に温泉やゴルフ場やスキー場など観光地がたくさんあることですね。これなら定年になっても飽きないだろうと決めました。

長尾京子さん
 今になって思うのは、もう少し実家(北海道深川市)に近ければなあと。今はいいけど、年をとってくると大変ですからね。


長尾京子さん

新興住宅地ならではの気安さ


大山雄二さん
 妻が伊達生まれで、生家が区画整理で移転しなければいけなかった。年取った母親ひとりで置いておくのは心配で、めんどうみるか、と決めました。ただこれから死ぬまで住む町なので、伊達がいやな土地だったら決めなかったと思います。仕事で道内外に住んできて、同じ道産子でも人柄が違うなあと感じてきていました。伊達の人は人情味がありますね。


大山雄二さん

大山敦子さん 転勤生活だったので、最後までどこに住むかイメージができませんでしたが、母と住むことを考えてからは、伊達がいいよと子どもたちにも言われました。北海道に住むなら雪が少ないところにしたほうがいい、安心だからと。

大山雄二さん  一つ心配だったのは、年取った親が、同じ町とはいえ、引っ越して新しい場所でなじめるかということ。しかし、今思うと新興住宅地で、いろんな人がいるのでかえって住みやすかったように思います。

大山敦子さん  そうですね。昔からいる人たちの中に、一軒新しい家をたてて入るというのは、つらかったかもしれませんね。
大山敦子さん


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