むしゃなび特集/2008年7号/伊達市室蘭市を含む西胆振のポータルサイトむしゃなび

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■ むしゃなび特集 2008年7号 ■
洞爺湖NEW SPOT1 洞爺湖芸術館 [2/3]
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「洞爺村国際彫刻ビエンナーレ展示室」

 世界初の小型彫刻公募展として1993年に始まった「洞爺村国際彫刻ビエンナーレ」。二年に一度の彫刻の祭典は、世界中から作品が寄せられましたが、この中の受賞作、入選作が並んでいます。

 大きな窓からは洞爺湖がすぐ目の前に広がり、ガラス、金属、石など様々な素材の彫刻の、美しいバックスクリーンとなっています。

すべて20cm×30cm×40cmという小さなサイズの彫刻。様々な彫刻のタイトルを自分で想像しながら鑑賞すると楽しいですよ。

 

この美術館ではビエンナーレの受賞入選作約90点を所蔵していますが、同館学芸員の中谷麻美さんによると、約70点は、住民や、企業が所蔵されているそう。こんな現代彫刻が、この近辺のお宅のリビングに飾ってあったりするなんて、素敵ですね。

 残念ながら、洞爺村国際彫刻ビエンナーレは2007年を最後に休止、次回は未定とか。再開が待ち遠しいですね。


「並河萬里展示室」

 世界的に活躍されている写真家並河萬里の展示室。村内に別荘を用意して、2年の歳月をかけ、何度も洞爺湖へ通われて撮影されたという写真の数々が並びます。

 美しすぎて素人が撮ってもそこそこ絵になる、と敬遠するプロ写真家が多い中で、「では私が撮影しよう」と取り組んだ並河萬里の目からみた洞爺湖。

 例えば、洞爺湖の湖面が一面の雲海に覆われ、中島が浮かび上がるというシーンは、ちょうと春から夏にかけ1年に数回あるかないか、の風景だとか。こんな風景を見た事ない、という住民も多いそう。



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