在り続けること85年。
土生商店の存在は知っているが、実は中に入ったことがない、という人が多い。
外観からして、かなり目立つ存在の土生商店。
場所は伊達紋別駅前のちょっと横。橋の手前。道路すれすれ。
ある意味レトロで、けれども完全なレトロでも「骨董」でもない。
金物屋? 一概にそうとも言えない。
「この建物、傾いてない?」という疑問も浮かぶ。
「土生」とは、どう読むの?という疑問があるかないかはわからないが、とにかく、そんな疑問のあれこれがこの商店を有名(なのか?)にしている理由とも言えよう。
実際のところ、建物は傾いていない。
人がそう感じるのは、そのひさしの上に据え付けられた看板が、ちょっと、まあ、なんというか、垂直ではない、という理由からではないだろうか。
店内に入ると、その様子や商品もまた「現代」に斜め立ちしていた。
|