こんにちは!「街の保健室」です。

伊達の医療・介護に携わる若い人たちが、「街の保健室」という団体を立ち上げました。
メンバーは看護師、言語聴覚士、栄養士の資格を持つ4名の皆さん。健康・子育て・介護等に関する講演や相談会の企画・運営が主な活動です。

2月21日(日)に「だて地域生活支援センター」で、第一弾となる健康教室が開かれました。「咀嚼(そしゃく)」をテーマに、前半は子育て、後半は高齢者の健康維持についてお話を聞きました。

湯浅さん(左)、辻本さん(右)

講師は「街の保健室」メンバーの辻本さん(小児言語聴覚士)と湯浅さん(言語聴覚士・健康咀嚼指導士)。
「言語聴覚士」とは、話す、聞くといった言葉のトレーニング・リハビリを指導するほか、噛む・飲み込むなど、食べることにも深く関わるお仕事なのだそうです。講座の中では、噛む力の大切さや、食生活、顎や舌のトレーニング方法など、お口の健康について、さまざまな角度から知ることができました。

また、それぞれの講演の最後には、同じくメンバーの栄養士・工藤さん(いちごはうす代表)がこの日のために考案した、オリジナル「健口(けんこう)レシピ」が紹介されました。

上の画像は「ガブっとかじろう!ごぼうの肉巻き」。噛む力を育てる子ども向けレシピです。
下の画像は「柳川風あんかけ丼」。咀嚼力・嚥下力の弱いお年寄りでも食べやすく、程よい歯応えと栄養バランスの取れた一品。どちらも美味しそう!

※工藤さん作・撮影の画像をお借りしました。

会場は託児スペースがあり、子育て世代の方が多く参加されていました。託児のボランティアさんと一緒に、小さな子たちが楽しそうに遊んでいました。子ども連れで安心して参加できるのは嬉しいですね!

講座の後の相談コーナーでは、言語聴覚士さんや栄養士さんが個別相談に応じました。お子さんの発音の気になるところなど、子育て関連の悩みや心配事が多かったそうです。

医療・介護の情報を「わかりやすく」伝える。


「街の保健室」代表の大内加世さんは市内の高齢者施設で働く経験豊富な看護師さんです。
看護学校を卒業後、総合病院に勤務していましたが、「高齢者に寄り添ってゆっくりと看護をしたい」と老人施設に転職。その後、在宅高齢者の看護・介護に興味を持ち、現在の職場に移りました。
これまで職場や日々の暮らしの中で、医療・介護に関する情報や、相談の場が少ないことを感じてきたそうです。
団体立ち上げの経緯について伺いました。

「街の保健室」代表・大内さん

大内さん「一番最初のきっかけは、総合病院で働いていたときのことです。
退院支援をして無事退院を迎えた患者様が、状態が悪化して再入院するケースがよくあり、『もっとよい支援方法はないだろうか・・・』と考えていたのが始まりでした。
その後、有料老人施設で受診介助をしていた時には、医師の説明が難しいな、と感じていました。ご家族に伝える際にも難しさを痛感していました。
また仕事以外では、近所の方や知り合いからいろんな疑問や不安の声を聞きました。
『こんな症状があるんだけど、どの科にいったらいいかわからない・・・』
『お医者さんの説明にわからないことがあったけど、どう質問していいのかがわからない・・・』

中には、病気の典型的な症状が出ているにもかかわらず、わからなくて病院にかかるのが遅くなったために重症化してしまい、結局自宅に退院できず、施設生活に移行することになってしまった方もいました。
そういった身の回りの現状を見聞きするうちに、専門的な情報を「わかりやすく伝える」ことの大切さ、そして「気軽に相談できる場」の必要性を強く感じるようになりました。そこで2年ほど準備をして仲間を集め、団体を立ち上げました。」

病院や施設でしか会うことのできないプロフェッショナルの方々から話を聞き、困りごとを相談できる「街の保健室」。
今後も、地域の人のリクエストを聞きながら、必要な情報を発信していきたいということです。

現在、伊達市近郊で働く医療・介護従事者、セラピスト、歯科医師、歯科衛生士、薬剤師、ケアマネージャーなど専門職の仲間を募集しています。
また、将来医療職を志す学生の皆さん、運営ボランティアとして参加してみませんか。現場のことを知る貴重な機会になるのではないかと思います。

街の保健室
問合せ・最新情報はこちら↓↓
https://www.facebook.com/mati.no.nurse

※記事の内容は取材時の情報に基づいています(取材2021年)
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