10月12日、「まちなかpop-upプラザ」というイベントが開催されました。
伊達周辺の飲食店、ハンドメイド雑貨、アロマワークショップなどが集まり、網代町のど真ん中、元パチンコ屋さんだった場所に一日限りの賑やかなマーケットが出現!
近隣の家族連れの姿が多く、子供たちのかわいらしい声が響く中、おいしいもの、ステキなもの、楽しいステージを満喫しました。
まちプラに集ったおいしいもの
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ナンバーナインの和牛モツ煮こみ -
洞爺湖 SUNNY SIDE UP CAFE -
ミラコスタ 「元祖伊達カレー」 -
我楽の焼き鳥 -
藤田さんのおでん!
ハンドメイド&ワークショップいろいろ
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洞爺湖ハーバルランチ -
ジオパーク友の会 手工芸部によるかご -
子どもに人気、ディンプルアート -
フェリーチェのアロマWS -
アトリエたむらのテディベア。かわいい・・!!
楽しいステージイベント!
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子どものお菓子まき -
たくさんとれた〜 -
家族連れで賑わいました -
餅まきでは梅本演芸場に出演する落語家さんもステージへ
地元のお店やクリエイターが集う伊達のイベントというと、往年の「ガタゴト楽市蔵座」を思い出します。
今回が一回目の「まちプラ」は、伊達の「これから」を感じるような、若々しく手作り感いっぱいの雰囲気に溢れていました。

主催の「まちなかpop-upプラザ会」代表・加藤さんは、口コミで大人気・関内のあのクレープ屋さんの店主。農家さんがまちづくりイベントとは・・ ?ということでお話を伺いました。
つながりの生まれる「遊び場」!

普段は農業の傍ら、栽培した小麦や野菜を使ったクレープ屋さんで大忙しの加藤さん。
街が衰退していくいま、地元の人やお店同士が「横のつながり」を持つことが大切、と話します。

まちプラ会代表/坂元農園
まちプラのテーマは人が集い、つながりが生まれる「遊び場」。開催の背景には、農業からのクレープ、そして「まちづくり」へとつながる大きな思いがあったそうです。
クレープと農業と、まちづくり

加藤さん「農業って、実は誰でもできることなのに、なかなか人が集まらない。それは伝え方が悪いのかな、何かのきっかけがあればもっと人は来るはずなのに・・・と以前から考えていたんです。
そこで最初、子育て世代のお母さんたちに声をかけて、1時間でも2時間でもいいから、畑仕事してみない? という感じで来ていただいて、人数が集まってきたところで、じゃあ何かできるんじゃない、ということになりました」


加藤さん「たまたまみんなクレープが焼けるし、うちは道産小麦も生産している、野菜もある、腹持ちも良くて子供達からお年寄りまで食べられるね! という話になり、昨年クレープ屋さんをスタートしました。
若い人も呼びたいので、農家に興味のある学生さんに声をかけ、手伝いに来てもらっています。やっぱり楽しいことは広めていきたいし、伊達っていいところだよ、というのを知ってもらえたら、もっと若い人が来ると思うんですよね」
「横のつながり」でまちを元気に!

加藤さん「農業だけでなく、地域全体でお年寄りが多くなり、若い世代が減っています。
ならば横のつながりを作って地域を活気づけたい。そういう思いから生まれたのが今回の『まちプラ』です。
企画から1ヶ月という短期間で仕上げたので、ちょっとアットホームな感じになりましたが、とにかく「やろう!」という気持ちを大切に準備してきました。
場所を提供してくださった地主さんはじめ「若い人がやるなら・・」と地元の年上の方々の協力があればこそ実現できたイベントです。先輩方の応援してくださる気持ちが本当にありがたかったです。
今後はまた場所を変えて『まちプラ』を開催できたらいいな、と考えています」

街を活気づけるのは、人の「思い」。地域のこれからのために、子どもの世代のために・・・そういう「思い」って本当に大切だなあ、と思いました。
とても心温まるイベントでした!

「まちなか pop-up プラザ会」から画像をお借りしました。
Facebookページでより詳しいイベントの様子を見ることができます↓
https://www.facebook.com/machiplaz/
坂元農園のクレープは土日祝日に営業中。冬期はオロフレスキー場にて販売予定です。
売り上げの一部が胆振東部地震義援金として、厚真町のハスカップ農家さんに寄付されます。
坂元農園住所:北海道伊達市関内町152-7
記事の内容は取材時の状況に基づいています(取材2019年)
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