■♪4th Quarter突入、ウクレレ紹介と解説 その15
さて、あとは私の数台のみ・・・。 しかし、まだ続きます・・・でも、もうちょっと・・・のはず・・・。
テナー・サイズのUkuleleというのは、いままでは販売価格が最低でも2万円以上はするものばかりでした。
需要が多くないためか、製造する絶対数が少ないせいか、材料がほかのサイズより余計に必要なせいかはわかりません。
レッスンの際に、これはとても困った問題でした。
ハワイでは、コンサートやテナーが一般的なサイズとなっているようですが、日本ではスタンダード・サイズを 「初心者向け」 とか、 「入門に最適」 と言ってスタンダード・サイズが薦められています。
(もちろん金銭的負担が小さくてUkuleleを始められるのは良いことだと思います)
ところが、実際に初めてUkuleleを弾いてみようと思われた方が、スタンダード・サイズでは少々弾きづらくて、演奏を諦めてしまってはもったいないことです。
したがって、できるだけ私の所有するUkuleleのうちから、適切なサイズのものを弾いていただくようしています。
しかし、お貸しするのは良いとしても、比較的高価なUkuleleを借りる方も結構気を遣うだろうと思いますし、貸す方もそれなりの覚悟は必要です。
とは言え、買うとしても初めてUkuleleを購入する方にとっては、いきなり 「2万円以上」 は普通はかなり辛いと思います。
そんなことを考えていたところ・・・。
そうした状況を理解しているメーカーはあるものです。
今年7月に新発売になったUkuleleです。
以前お話ししたU900モデルを販売している 「アヌエヌエ」 というメーカーが、製造工程を簡素化して超廉価版テナーを作ってくれました。
一応、どんなウクレレかを知っておくためと、レッスンで使用できるかを確かめたくて、試しに購入してみました。
モデル名は 「HULALA」 。定価は10,500円(税込)、実勢価格8千円弱で、なんとテナーが買えるんです。
(ハードケース付きだと12,000円チョットかな?)
もちろんマホガニーの合板製ですが、贅沢なことに、このUkuleleにもアクィーラのHigh-Gのストリングがプリ・インストールされています。
したがって、結構良く鳴ります。
チョイとネックが太めで、私は好みではありませんが慣れれば、どうってことないと思います。
ボディはやや薄い造りで、抱えやすいかもしれません。
ボディにバインディングもあり、見た目もなかなか。
エントリー用のテナーとしては充分でしょうか?
本当に良い時代になりました・・・。
なお、画像の 「HULALA」 は、もう我が家にはいません。
過日、Mrs Y.Aoki が、このUkuleleを見て 「一目ぼれ」 したので、 「お婿」 に出しました。
結納金は、私が楽器店に払った金額と同額です。(笑)
Mrs Y.Aokiならきっと、このUkuleleを可愛がってくれるでしょう。