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[2012.02.03]
■ ♪ 大切な ストリング その 2 ( ナイロン編 )
何人かの DUA メンバーたちのお話しです。( いただいたメールの内容 ) 
 
「 交換してもらったストリングがとても気にいています。 ストリングでこんなに音色が変わるとは驚きです。毎日ウクレレに触るのが楽しみです! 」 
 
「 ストリングでこんなに音が変わるんですね。私にもはっきり違いがわかります。」 
 
など、ストリングの違いを体感いただけて私もうれしい・・・。 
 
でも、なかには、 Low-G から、本来の High-G に交換したせいか、 
 
「 前の方が唄いやすかったです 」 というご意見をくれた方も・・・。 
 
ありゃりゃ・・・そちらの方の感想ですか・・・それは失礼しました・・・。 
 
さて、ストリングの話の続きです! 
 
今日から、ストリングの素材について少々。 


Ukulele のストリングには、 「 ナイロン素材 」 、 「 フロロカーボン素材 」 、 「 ナイルガット と言われる素材 」 が主な種類です。 
 
いずれも、いわゆる 「 化学素材 」 ですが、詳細は複雑なので割愛します。 
( 第一、化学式をみても何もおもしろくありませんので・・・笑 ) 
 
このほか、昔から使われている 「 天然素材 」 である 「 ガット (羊腸)製 」 のものもあります。 
 
 
 
ナイロン製は、各種類の中では比較的安価です。 
全体的に 「 まろやかな音色 」 のものが多いかもしれません。 
 
価格はピンキリですが、高価なものは 「 研磨加工 」 して音程の精度を高めているストリングもあります。 
 
いわゆる 「 昔ながらの Ukulele の音色 」 に近いのはナイロン製かもしれません。 
 
ハーブ・オオタ先生やジェイク・シマブクロもナイロンストリングの愛用者ですが、音色を維持するため頻繁に交換するそうです。 
 
ナイロン弦で有名なのは 「 ダダリオ社 」 。 
 
ギターをはじめいろいろな弦楽器のストリングメーカーとして有名です。 
 
これは高精度のナイロン弦である 「 プロアルテ 」 というダダリオのブランドです。 
ダダリオの中では高価な方ですがクリアーな音色で安定した音程が持ち味です。 
私も好きなストリングのひとつです。 
比較的 「 相性の良さの幅 」 を持つストリングです。 
 
 
こちらは、「 ghs 」 というメーカーのストリング。 
「 まず最初は ghs から 」 といわれるほどスタンダードなストリングです。私も練習だけならときどき ghs を使います。 
張りはそれほど強くありません。したがって音量もまぁまぁです。 
 
こちらは ghs の 「 スタンダード(ソプラノ)・コンサート用 」 のナイロン弦。安価ですが頻繁に交換する方ならおススメ。 
音量はあまり多くありませんが、柔らかく丸っこい音色を出します。家で弾くだけならリーズナブルでよろしいかも。 
 
 
次は、 KAMAKA の純正ストリング。 
やや硬めのナイロンで、やはり KAMAKA の Ukulele の魅力を弾き出すのは、これなのかもしれません。 
純正品がやや高価なのは Ukulele も同じです。 
硬めな分、張りも強く、音質は明瞭な方だと思います。 
 
 
 
これは Mratin の純正ストリング。 
こちらはスタンダードチューニングより 1 音高いアメリカンチューニングに対応していますが、普通に使っています。 
クリアーな音色はさすが Martin ・・・。 そのうち Martin の Ukulele が欲しいな~。 
 
これらのナイロン弦はすべて 「 試したストリング 」 のうちの主なものだけです。 
 
使い方や弾き方、あとは好みでそれぞれを自分の Ukulele に張っています。 
 
注) Martin のストリングのパッケージの画像は現行品(フロロカーボン)のものです。 
 
 
ご注意 
 
紹介しているストリングに関する記事は私見であり、全ての Ukulele に適用する保証は致しかねます。また、不適切なストリングの取り扱いによる損害も負いかねます。 
取り扱いはすべて自己責任で対応くださいますようお願い申し上げます。 
 
また、以前、自分の Ukulele で、取り付けが不充分だったストリングが、外れて跳ね返り、手に負傷した経験があります。 
( 幸いに大きな傷ではありませんでしたが、当たりどころが悪いとチョッと怖いです ) 
 
金属弦では無いとは言え、 Ukulele の弦も場合によっては怪我の原因にもなりますので、くれぐれも取り扱いは慎重にご対応ください。 
 
文中の社名及び商品名は、各社の登録商標です。 
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