■ 「 KAMAKA 蘇生プロジェクト 」 Report 14 ( 最後の難関 スペシャルウェポン No. 2 と、一気呵成・・・ )
ここまで来たら、余勢を駆って一気にケリをつけましょう・・・ 最後にして、最大・最強・最高( あと何があるかな? ) の難関であるバック板をボディに接着させる作業です。
ここは、どれだけ悩んだか、どれだけリハーサルしたかわかりません・・・
ボディ側もバック板も、それぞれ作業が終了し、あとはそれらを合体だけ・・・
と、言葉で言えば簡単ですが・・・
何の拠り所もない場所にバック板とサイド板をわずかな 「 ズレ 」 もなく、接着剤を塗布したボディにバック板を一発で戻すのは、やり直しのきかない怖さがあります。
・・・こう考えると、えらく緊張して、余計なことまで考えるので、一応、最悪想定の 「 逃げ道 」 も検討しました。
ピッタリ合わせる努力をして、それでも僅かにズレが出たら・・・
中目・細目・極細目の 3 種類のサンドペーパーを準備。
それらで修正するという、次善策を用意したら気が楽になります・・・
でも、サンディングだって難しいのに・・・苦笑
さて・・・
スペシャルウェポン No. 2 をお見せしましょう・・・
手作りウェポンです。
なんじゃ?こりゃ?・・・と、思いますよね?
使い方はこうです。
覆面カマカです・・・怪しい・・・
クランプする際にトップ板全体を一気に保護するカマカのマスクです。
( せっかくだから、この面に何かイラストを描いたら面白かったかな? )
フィンガーボードとブリッジの出っ張りを避けて、トップ板のみに密着させるため、くり抜いたり、切り取ったりしています。。
しかし・・・・我ながら 「 発想の稚拙さ 」 に赤面の思い・・・
何の治具も持たない素人だからできる苦肉の策ってところでしょうか?
持っているノミと金槌と、細工用ノコギリだけで自作しました・・・
差金を操って寸法どりさえ慎重にやれば、あとはノミとノコギリでチョイチョイと簡単にできました。
そして・・・・最後の接着作業は一気呵成に・・・・
今回はアシスタントが健在だったので、接着剤塗布作業の一部の画像をお見せすることができます。
まず、要となるネックブロックから開始・・・
「 シリンジの持ち方が悪い ! 」 と、アシスタント・ナースが、撮影しながら横でわめいております・・・
あの・・・そちらは、まもなく 30 年になるプロでしょうが、いま注射しているわけではありませんので・・・
こちらは、小学生の時の 「 昆虫採集セット 」 以来 45 年ぶりのシリンジなので仕方ないでしょう・・・・
この立て込んでいるときにシリンジの持ち方を指導する必要ないでしょうに・・・
集中しているのに、気が散るわい・・・・
( 二人とも真剣なので、些細なことでケンカしてます・・・笑 )
工作筆で余分な接着剤を取り除きながら薄く均等に塗り伸ばします。
そして・・・何度も何度もリハーサルした 「 命のバック板 」 を慎重に慎重にを載せて、打合せどおりの位置に当て板も載せて、これまた、打ち合わせどおりの位置にすかさずクランピング。
さすがにこの時は、アシスタント・ナースもクランプ取り付けに大童で途中の画像はありません・・・・
クランピング完了・・・
アシスタントがいたおかげで、ピッタンコ 15 分と少々で、特段のトラブルもなく無事完了。
緊張して、喉が渇きました・・・
このまま小一時間ほどクランピングして、あとは一昼夜放置・・・・
さて・・・一連の接着作業はこれですべて終了・・・
これだけ心身ともにハードな状況でも、痩せる気配なし・・・関係ないか・・・
まぁ、接着作業は待ち時間の方が長いので、全然負担はありません・・・・
作業が終わったら、とっと寝るだけ・・・(-_-)zzz
もう少し、続く・・・