むしゃなび特集/2008年3号/伊達市室蘭市を含む西胆振のポータルサイトむしゃなび

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■ むしゃなび特集 2008年3号 ■
だて文化の未来その2 [3/3]
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野田 絵画教室の永山さんが以前、ひろしま美術館で塾の内容紹介の講演をしました。会場に塾生の作品を並べ、これが半年でこうなった、という発表をしたのですが、反響が大きかったですよ。

石田 それをインターネットでやればどうでしょう。効果がありますよ。

阿部 岩崎先生の講座もまとめて流すといいですね。音楽ができていく瞬間というのは、非常にドラマチックですから。

石田 例えば、NHKの森田美由紀さんにナレーターをやってもらうというのはいかがでしょう。音楽にしても絵画にしても造詣が深い方ですから、関心を持っていただけるのではないでしょうか。

楽木 「むしゃなび」という地域のインターネットサイトでは、動画を数分にまとめ配信されていますが、面白いですよ。

理想の高い構想の、
サポーターをつくろう

野田 この教育は、技術のうんと高い、それも現役でがんばっている人が行うのが大切です。二流作品をみて、二流の音楽を聞いていては一流は生まれません。

阿部 子ども達というのは、最初から一流を見せると天井が高くなりますからね。


絵画教室 野田・永山塾

道の駅「黎明観」

野田 アートビレッジの基本構想は、いかに地元から自前で子どもが育つかです。そのためには父母、市民、企業に理解してもらうことが必要で、そういう意味からも大人の教室も開いている。でも一番大切なのは子どもの教育なのです。
 問題は、音楽、文学、美術、哲学がばらばらなことです。西洋では画家も音楽、文学の話ができ当然哲学の話もできます。ひとつの芸術という固まり、そういうものでしょう。

信木 教養ですね。

野田 そう、音楽、文学、美術、哲学それぞれが交流しながらより深まるように注意して行くことも大切なのです。
 我々は非常に責任があります。ここで教える先生は一流でなければなりません。さらに、手弁当でなければだめです。今やろうとしているマスタークラス3つだけでも大変なことだと思いますが、アピールもできるし、成果もあります。

阿部 そのサポーターをどれだけつくれるか。愛好家の方たちとの協力が大切ですね。

野田 それには、どんどん実際にやっていることを情報発信していくことですね。


この特集は、3回の「アートビレッジ構想推進のための拠点づくり推進会議」と、「市民フォーラム」の4回にわけてお届け致します。今回はその2回目です。

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