■55という記録
最近のプロ野球にはほとんど興味のない私ですが。。。 ヤクルトのバレンティン選手がものすごい勢いでホームランを量産しています。
昨日の51号、月間記録17本達成。あり得ないハイペース。残り試合数から考えても、明らかに王さんの残す55本の記録が、ついに抜かれてしまう可能性が大きいですね。
それにしてもなぜか王さんの現役時代をやたら思い出したくなりました。ちなみに王さんが55本の日本記録を残したのは1964年なので、私が生まれる5年前。
王選手。。。。
本塁打を打っても大はしゃぎするようなことがほぼゼロでした。「打たれた相手のことを考えてのこと」だったそうです。
たださすがに世界記録の756号の直前、当時のコーチに
「いつもホームランを打っても淡々と回るだけなんだから、こんな記録の時くらい何かパフォーマンス見せたらどうだ」と言われ、苦肉の末やっとの思いで考えたものが。。。
あの「バンザイ」だったと言います。
相手側チーム選手が上手い打撃で出塁すると、一塁手だった王さんは
「ナイスバッティング!」と声を掛け、相手打者であってもその技術をこまめに評価していたそうです。
足腰が非常に強かった中、逆に腕力はまるでなし。腕相撲はチーム内でも有名なぐらい弱かったそうです。
ファンサービスに熱心で、いかなる人物からサインを求められても断ったことがないのはかなり有名な話。
当時チームメイトの土井さんが
「王さんがサインする時間を休みや練習に充てていたら、ホームランを1000本は打っていたと思うよ。でも真面目な人だから、ファンからサインを頼まれると断れないみたいだ。」と語るほど、王さんは膨大な数のサインをしていたそうです。
私が王さんの現役時代を生で観戦できたのはたったの1度だけ。
小学5、6年頃で、札幌円山球場。
巨人の先発投手は江川、広島は北別府。結局2回ウラに外野フライでタッチアップをした王さんがホームイン、その1点で巨人はその日勝ちました。
子ども心に、引退が近い王選手を熱く応援していた記憶がボンヤリ残っています。
”記録は破られる為にある。”
これまでバース、ローズ、カブレラ選手がギリギリのところで敬遠され、物議を醸しましたが、それでも野球にはそのようなルールが存在している以上、誰も責めるわけにはいきません。
今回のバレンティン選手はさすがに、そのような奥の手のルールがあっても、まるで歯が立たないぐらいのバズーカ砲ですね。
ただやっぱり私の中では
王さんの55という数字、あの一本足打法、世界記録、ファンサービス、打ったあとヘルメットを抑える仕草
これからも敬意を表すことは間違いないです。
バレンティン選手、、、どうせなら70本めざしてほしい!
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