■ ♪ 大切な ストリング その 4 ( ガットに分類される編 )
かなり 「 マニアック 」 な話題なので、いろいろと不評を頂戴しておりますが・・・ ( 大体そのような 「 不評 」 は、真っ先に身内からでます・・・苦笑 )
まさにいま、 Ukulele を弾き始めた方や、始めようとする方々が方向を選択する際に、このような知識を役立ててもらえればと願うばかりです。
さて、こうしてみると・・・
ストリングは侮れないパーツです・・・。
ジャンル別の三つ目は名称が 「 ガット 」 で分類されるストリングです。
ナイルガット製は、 「 人造ガット 」 とも言われ、他に比べ、かなり高価なのが難点です( 軽くほかの倍の価格です )が、私も特定の Ukulele に使っています。
ナイルガットは Aquila 社( イタリア )のみが製造・販売しています。
( 読み方は 「 アクィーラ 」 、 「 アキーラ 」 、 「 アキラ 」 などと呼ばれます。ちなみに私は、 「 アクィーラ 」 です。 )
コードストロークよりもソロ演奏にピッタリのストリングで、 「 鈴鳴り 」 と言われるように、何とも言えぬ音色が魅力です。
「 シャラリ~ン 」 というのか、 「 チャラリ~ン 」 というのか、とにかく、ほかのストリングには無い、繊細さときらびやかさの中に、ごくわずかに金属的なエッセンスを含んだ感じです。
( 言葉で 「 音 」 の説明は、何度やってもうまくいきません・・・)
ほかのストリングは、色がクリアーだったり、ブラックやブラウンがほとんどですが、この Aquila のストリングは、見てすぐにわかります。
このとおり 「 真っ白 」 なので、別名 「 そーめん 」 とか 「 ひやむぎ 」 とか言われています・・・気の毒・・・でも確かにそう見える・・・。
最近、このアクィーラをプリインストールして販売されている Ukulele がとても多くなり、見かける機会も増えました。
数十万円する Ukulele にも、 1 万円台の Ukulele にも採用されています。
これは、善意にも、意地悪にも解釈できますが、いずれにしても 「 鈴鳴り 」 のアクィーラの音色を聴ける機会が増えたことは素直に評価できると思います。
最後に、 「 ガット 」。
( パッケージの画像はありませんでした・・・)
羊腸製で、本当にべらぼうに高価です・・・。
たしか、私がストリングに使う半年分の金額が、このガット弦1回分で消費されます・・・。
よって・・・すみません・・・これだけはまだ使ったことがありません・・・。
これを 「 試す 」 には、周到な準備と覚悟が必要ですので・・・。(苦笑)
いつか・・・試します・・・。
しかも、天然素材ゆえに 「 湿度管理 」 が求められますので、取り扱いの勉強もしないと・・・。
ご注意
紹介しているストリングに関する記事は私見であり、全ての Ukulele に適用する保証は致しかねます。また、不適切なストリングの取り扱いによる損害も負いかねます。
取り扱いはすべて自己責任で対応くださいますようお願い申し上げます。
また、以前、自分の Ukulele で、取り付けが不充分だったストリングが、外れて跳ね返り、手に負傷した経験があります。
( 幸いに大きな傷ではありませんでしたが、当たりどころが悪いとチョッと怖いです )
金属弦では無いとは言え、 Ukulele の弦も場合によっては怪我の原因にもなりますので、くれぐれも取り扱いは慎重にご対応ください。
文中の社名及び商品名は、各社の登録商標です。