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[2012.02.10]
■ ♪ 大切な ストリング その 5 ( シルク製ストリング 編 )
うれしいお知らせがありました。 
 
DUA メンバーが、 
「 いつもブログを読んでウクレレのことを勉強しています。何となく弾いてたウクレレが、実はたくさんの可能性を秘めていると思うと、これからのウクレレ人生がとても楽しみになりました。難しいけど、以前の記事も読んで頑張ります! これからもいろいろ教えてください。 」  
 
と、おっしゃってくれました・・・。 
 
なんて、うれしいお言葉・・・( 涙 ) 
 
捨てる神あれば、拾う神あり というところでしょうか・・・。 
 
では、私ももう少しがんばります。 
 
そうそう・・・たしか昨年の夏のはじめ頃に、初めて 「 絹 」 の Ukulele ストリングを経験しました。 


私自身も持ってはいますが、なかなか使う機会がなく弾薬箱 ( ストリング ボックス )にそのまま放り込んであります。 
 
このストリングは、和楽器や東洋の楽器の弦を専門に製造する日本のメーカー 「 丸三ハシモト 」 という会社が研究を重ねて、絹で Ukulele のストリングを作ったものです。 
 
そうこうしているときに DUA のメンバーが知り合いから贈られたというそのストリングをマイ・ウクレレに張ってほしいとういう依頼を受けました。 
 
私も興味があったので、早速、張り替え作業を請け負いました。 
 
手触りは、たしかに 「 糸を撚ってある 」 のがわかりました。 
 
表面は薄く着色してあるようですし、少々、硬めの仕上がりです。 
 
初めて扱うストリングでしたので、慎重にスタンダードサイズの Ukulele に張って鳴らしてみました。 
 
何となく・・・ 「 和 」 の音色が、Ukulele のボディと融合して共鳴し、得も言われぬ不思議な音を出すストリングでした。 
 
何か特定の曲に使うと味のある雰囲気を出してくれそうなストリングです。 
 
 
パッケージも 「 和 」 の雰囲気たっぷり。 
 
但し・・・、 
 
このストリングは 「 扱い 」 に、かなり注意が必要かもしれません。 
 
まず、ひとつは、 
 
「 曲げ 」 に対する強度が高くないのか、交換後 1 ヶ月くらいでペグ(巻き上げ器)の部分で切れてしまいました。 
 
この部分で切れたということは、演奏自体が直接的な原因ではなく 「 曲げ 」 に弱かったかもしれないと考えます。 
 
( これについては、どう対応すべきか思案中・・・ ) 
 
 
ふたつ目は、 
 
温度と湿度の管理を慎重にした方が良いのかもしれません。 
 
切れた時期が、比較的暑くなり始めた夏頃でしたから、天然素材にとっては過酷な環境だったかもしれません。 
 
 
三つ目は、 
 
ストロークプレーよりも、ソロプレーの方が、このストリングの持ち味を生かせるように感じました。 
 
 
それにしても・・・ 絹弦・・・本当に不思議でした・・・。 
 
また機会があったら試してみたいと思います。 
 
 
ご注意 
 
紹介しているストリングに関する記事は私見であり、全ての Ukulele に適用する保証は致しかねます。また、不適切なストリングの取り扱いによる損害も負いかねます。 
取り扱いはすべて自己責任で対応くださいますようお願い申し上げます。 
 
また、以前、自分の Ukulele で、取り付けが不充分だったストリングが、外れて跳ね返り、手に負傷した経験があります。 
( 幸いに大きな傷ではありませんでしたが、当たりどころが悪いとチョッと怖いです ) 
 
金属弦では無いとは言え、 Ukulele の弦も場合によっては怪我の原因にもなりますので、くれぐれも取り扱いは慎重にご対応ください。 
 
文中の社名及び商品名は各社の登録商標です。 
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