■ ♪ 勝誠二 & Jazzoom Cafe Joint Live ( 前編 )
9 月 30 日(日) 日本のスーパー・ウクレレ・プレーヤー 勝 誠二さんと、 Jazzoom Cafe さんのお二人のライヴに行ってきました。
先週半ばからの風邪、当日既定のスケジュールを辛うじて乗り越えて、チョイと札幌に行ってきました。
でも、どうしても札幌着が 12 時少し前・・・
ライヴのオープニングは 11 時 30 分・・・
やむを得ず 30 分ほど遅参・・・
なのに、特等席を頂戴して申し訳ありませんでした・・・
南 5 条 西 3 丁目 中銀ビル 1 F の、 Hawaiian Dining Ohana さんのお店のサインボード
入り口につながる廊下にはサーフボード
「 Ohana 」とは、ハワイ語で 「 家族 」 という意味です。
Food も、 Drink もハワイアンそのもの、今度またゆっくりお邪魔します。
ライヴは、 Jazzoom Cafe さんでスタート
( すみません・・・着いたばかりで演奏に目を奪われて・・・トレードマークの格闘技の道着姿の画像ありません・・・ )
昨年 6 月ハワイで開催された International Ukulele Competition で部門優勝と MVP に輝いた元格闘家という異色の超絶プレーヤーです。
今年、ニューヨークのウクレレ・フェスティバルにも出演し、世界が認める実力派です。
すばらしい演奏もさることながら、 「 どうしてそんな風に演奏できるの? 」 と思わせるほど、スピードも音色も、まさに度肝を抜く内容でした。
第一部の Jazzoom Cafe さんの演奏が終了し、合い間に主催者の斉藤さん ( 後述 ) と、日本で有数の超有名ウクレレ・ビルダーで函館在住の尾伊端さんのトーク
左が尾伊端さん、右が斉藤さん
勝さんのメインウクレレは尾伊端さんが作製。
( ちなみにテナー・スケールだそうで、ボディがやや小ぶりな感じでした )
もう本当にすばらしい音色のウクレレです。
ライヴ後、尾伊端さんにご挨拶と名刺交換を賜り、厚かましい私は、今度、工房の見学を頼んでしまいました。(笑)
そして・・・・
「 ウクレレ界の貴公子 」 、 「 ウクレレ界のヨン様 」 といわれる 「 勝 誠二 」 さんの登場です。
( 実は、私たちが会場に着いたとき、スタンバイ中の勝さんに、廊下でご対面済みでした )
世界各地でのライヴ、 CD 作製、楽譜集などの出版、ウクレレ関係の雑誌やテレビなど取材等々で、とっても有名なプレーヤーです。
楽譜の出版では、かのジェイク・シマブクロの CD の起譜を許された唯一のミュージシャンです。
すばらしい超高速ストラミング演奏の写真を撮りましたが、右手の動きが高速すぎてシャッタースピードが対応不能・・・びっくり・・・
途中にカズーを使う曲があり、ジャンケンで勝ち残ったお客さんにカズーを渡す役をお願いするサービスもありました。
そして、この日、もっとも驚いた ( 驚きっぱなしでしたが・・・ ) のが、その場で、しかも自分だけで 「 重ね録り 」 をしてソロ・アンサンブルを完成させるという手法。
曲は、パッヘルベルの 「 カノン 」
まず、ベース・ウクレレでベース音をレコーディング、
それを流しながらウクレレのリズムを重ね録り、
さらにそれを流しながらウクレレのタップ音を重ね録り、
さらに、勝さんの歌で、低音部を重ね録り、
そして、高音部のコーラスを重ね録り、
最後に、ウクレレのメロディを重ねて演奏する。
これらをすべて切れ目なく、スムーズに録音しながら曲を作り上げて行きます。
「 ループ録り 」 というらしいですが、初めて、その場に立ち会いました・・・
カノンという曲だったということもありましたが、心底、感動・・・
これ・・・絶対にハマります !
絶対に感動しますよ・・・
いつかマネしてみよう・・・笑
サウンドホールを覗いているわけではありません。ウクレレに内蔵しているマイクから低音部を録音中の勝さんです。
続いて、高音部を録音
このほかにも、ウクレレの音色を生かしたたくさんの曲を聴かせていただきました。
アンコールは、勝さんと Jazzoom Cafe さんの事前打ち合わせ無しの 「 いきなりセッション 」
さすがプロです。 その場でピッタリと合わせてしまうんですから・・・
曲は 「 Stand by me 」
これもループ録り。
まず、勝さんがベース・ウクレレでベース音を録って、バックに流します。
それに、お二人でメロディーやリズムを次々と重ねて、それはそれは見事な 「 Stand by me 」 になりました。
この画像は、 Jazzoom Cafe さんが、ネックをいじっているわけではりません。
両手の指で 「 ハンマリング奏法 」 しているところです。
私は指一本でしかハンマリングできません・・・
親指を除く、両手の指 8 本できれいなハンマリングは、これまた初めて見ました・・・
お二人の演奏は、有名ですからネットで観ることができます。
しかし、この日は、実際に目の前で色々な演奏方法を聴かせたいただき、ウクレレの奥の深さ、使い方によって次々と変化する音色、色々な機材によって曲の面白さが格段に向上する事実・・・
心底・・・感動と驚きでした・・・
感動はまだまだ続きます。
それはまた明日ご紹介します。