■心の自己責任、”新型うつ病”への理解とは・・
(いよいよ伊達ハーフ本番までカウントダウン、この上長和トンネル11キロ過ぎから鬼門です。)
トンネル・・・と言えば、どこか迷宮入りをイメージさせます。丁度昨年の今頃に、NHKスペシャルで「職場を襲う新型うつ病」について放送されたことをよく覚えています。その時もブログの話題にさせてもらい、DVDにも記録しています。その番組では、上場企業2,000社へのアンケートで、65%に”新型うつ病”の社員がいるという回答結果。
予想以上な社会問題だと言えます。自分自身にも本当に今まで自分が思っていた自分なのかどうかすら一瞬、不安になりますね。
新型うつ病とは、会社での仕事中には強い抑うつ症状が表れ、「うつ病」と診断される一方、仕事以外ではレジャーなどを満喫でき活発的。ハタから見ると”なまけ”や“サボり”と見られるケースが多く、問題解決をより複雑化させる。結果的に、改善にはほど遠い悪循環になるというシナリオ。
精神科医によれば、新型うつ病の人は、その人の生き方と病気の症状の区別があいまいなのが特徴。例えば、従来のうつ病は勤勉で真面目な人がなる傾向でしたが、新型は逆に不真面目な人が患うことが多く、原因が本人の考え方や性格にあるため、治療が難しいとのこと。つまり、その人の置かれた環境に関わらず、本人にとっては深刻な問題に思え、抑うつ状態に陥ってしまうということのようです。
他者を異様に気にする。他者との比較ばかり考える。”自己肯定感”=自分への自信が育たない時代。子供の頃から親が先回りをして決め、親の言うがままにするのが”いい子”だと思い込む。ウラを返せば、自分で何かを達成した実践経験がない。自分に確固たる自信がなければ、上司からの叱責に対応できない。上司を攻撃というスタイルでしか自分を守れない。解決策は迷宮入り、結果的に、打たれ弱い構図。
うつ病を生まない社会を作るには、自己肯定感が職場から得られるようにすれば、仕事自体がうつ病の薬になるという点を指摘。さらに、横一線で出世を目指す競争原理の会社組織ではなく、自分に合った仕事を続けられるような職場の仕組み作りも必要だと。そもそも人はみんな違うし、人はみんなが個性的なはず。同じ人など誰一人存在しない。
”価値観の多様化”を考えていきたいですね。
ビクターフランクル 「人生におけるミッションというものは、つくるものではなく、発見するものである。すべての人は、人生における独自の仕事あるいはミッション(使命)を持っている。その点において、誰もその人の代わりになることはできない。そして自分の人生を繰り返すこともできない。したがって、すべての人に与えられている使命とそれを実施する機会は、その人独自のものである」
私なりにこのような一連の内容を理解させてもらいつつ、新しく入社された社員への指導やカリキュラムのあり方に生かしています。入社されたばかりの頃の心細い姿から、見る見る伸びやかに自信をもって、確実に一歩一歩前進している点は有り難い限りと思います。
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