■成長のプロセス、一致結束への目標
私なりに大切な一冊の本に出会うことができました。たった2000円前後の投資で、自分のこれからの時間軸に大きな影響を与える価値へ換算すると、本そのものをもっともっと読まなくては、と感じます。
中には当然、ハズレもあります。ただこればかりは「事故をおこしたくないので、車そのものを運転しない」論理と一緒で、必ず行動と失敗の関係だけは切っても切れない夫婦みたいなものです。
私はどちらかと言えば業績向上よりも社員への協力性について、エネルギーを使っています。たくさんの業種・産業に似ている点は多いと思うのですが、クリーニング業ほど、自分と同じぐらい他人や周囲のことに、日々至る所に気を配らなければならない仕事はそうそうないように思います。
受付窓口が複数あり、また受付時間によってもスタッフは交替制になります。無事に受付を通過したと思ったら今度は工場です。工場への伝達も速やかであれば良いのですが、工場内全体での連携プレーも求められます。最後はお渡し、お返しまで気を抜くことができません。
一つのご来店、一つの衣類、一つの作業、一つのお届け。一つ一つ多くの積み重ねだからこそ、自分一人だけの力ではどうにもこうにもうまくはいきません。次の人が困らないように、次の人がわかるように、次の人が今の失敗をいかす為に、この”次”がどうなるのかを辛坊強くどこまでイメージできるかどうかにかかっています。
それができてこそ、はじめて”一致結束”という言葉を使えるような気がします。成長のプロセスを理解するために、それぞれの成長のレベルにいる人のパラダイムを見ていけばとてもわかりやすい。
七つの習慣、人生の扉を開く・・より
成長の連続体において”依存状態”にいる人は、「あなた」というパラダイムを持っている。「あなた」が私の世話をする。「あなた」が結果を出してくれる。「あなた」がやってくれないとだめだ。結果が出ないのは「あなた」のせいだ、ということである。
”自立”は「私」というパラダイムである。「私」はできる。「私」の責任だ。「私」が結果を出す。「私」は選択することができる。
そして”相互依存”は「私たち」というパラダイムである。「私たち」はできる。「私たち」は協力する。「私たち」が才能と能力を合わせれば、もっと素晴らしい結果を出すことができる、ということである。依存している人は、欲しい結果を得るために他人に頼らなければならない。自立している人は、自分の努力によって欲しい結果を得ることができる。そして相互依存をしている人々は、自分の努力と他人の努力を引き合わせて最大の成果を出すのである。
相互依存、自分と異質なものを組み合わせ、さらに高度な概念へ進むプロセスのことのようです。お互いが良くなる為にどうするべきか、またお互いを理解し合えるにはどうするべきか。
この春、社員の一致結束を果たしている場面が多かった気がします。売上や儲け話よりも、その値の大きさに感心しています。
(わたし・・・です^^;)
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