■ふとん3点 9,000円 数字の予測と可能性はどこに
当社のふとん丸洗いクリーニングについて、昨年の11月より新しく”ふとん3点9000円パック”をデビューさせてもらいました。
ふとんの掛け・敷、羽毛・羊毛、シングル・ダブル、何でもどんな組み合わせでも自由です。但し4枚目とかの端数は対象になりません。あくまでも3点丁度とご理解下さい。期間の限定はなくオールシーズンで対応させてもらっています。
3点コースの大きな目的は、ご家族の多いお客様に少しでも家計負担を軽減できることにあります。工場でもそれなりの枚数を確保できれば、日々のムダなロスを減らせます。
さらに、お布団丸洗いの場合1枚1枚のご利用金額、例えば「羽毛ならいくら?」「ワタ布団ならいくら?」この不透明感を事前に概ねスッキリ解消できます。
あと1つは、私の調べた統計上で恐縮ですが、「ふとんを丸洗いする」という習慣がなかなか定着していない部分です。逆にこの今までにない需要を広げられることであれば、当社でも”投資という概念”が生まれますので、現状の利益確保を捨てなくてはなりません。
さて昨年11月から8ヶ月間、積極的にアピールし続けたふとん丸洗い3点9,000円コースを含め、ふとんご利用実績のデータ検証をほんの少しだけ紹介します。
まずはコスト計算をする一番の分岐点、ふとん類すべての一点単価について、昨年対比で18円落ちています。
(但し一昨年の23年度との比較では、4円アップしています。)
そもそも、ふとんの平均単価項目に何々を含めるかは各社バラバラだと思いますが、おそらく2200円~2400円あたりが妥当な圏内だと推察します。例えば当社では単価グループに座布団、夏布団など安価な商品も含めています。
本題ですが。3点9000円コースのご利用が増えると、平均単価が大きく後退するという事前予測が、現段階では18円ダウン、およそ0.8%という内容。
その影響が少なかったと言えます。
ちなみに、ふとんご利用でもっともメインなのが、羽毛布団です。シングル4500円、ダブルで5100円なので、当然お客様も3点9000円、平均単価3000円の中に含める大きな要素でありメリットです。
単価を下げてしまう大きな要因が、結果的に下がらなかった。
この正解のヒントですが
この3点9000円コースの企画を必要とした、私の目的にあると考えます。
価格を下げると、単価も下がり、利益が減る・・・これは当然の方程式です。
そこにアレンジやプロセスを加えていくと、そうもならないのが数字のイタズラです。当然、先を読むことにすべて正解はありません。失敗もあります。
多少なりともこのような実績検証が得られれば、さらに今後もより多くのお客様へ、快適な安眠効果のお手伝いに弾みがつきます。
もっとアピールを重ねたいですね。
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