◆ レトロムロラン探検♪ 中央町1丁目(後) ◆
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歩いた所は、地図の矢印、みどり色の部分。 「前編」でとらえた未踏の建物、 屋根 on 屋根を横目に見て、 本来の目的だった店の前に立つ。 床屋だったのか。「理容」と書いてあったのか。 どんな過去があってこんなカタチのひさしに? どこかの角度から見ると別の形にでも見える立体だまし絵にでもなっているとか? カラーリングは形に合わせて塗って、咄嗟に文字を書いたようにしか見えない。壁のどこまで塗るか、ということも、どのようにしてここまでになったのか気になる。とにかく、この、間に合わせ感、やればやれる感が、たまらない。ここに工夫して間に合わせることを楽しむ人がいた。、、、もしかしてブロック階段を作ったのはここの人かもしれない! 入り口の横のシャッターの幅が、狭い。 ここの店名は正確には「ヘアーサロン橋本」(と書いてある)。 めっきりおもちゃ専門店がなくなってしまった西胆振管内。 貴重な、営業中の堤屋商店。なんと昭和8年創業! 今も昔っぽさは変わらず、だからこそ今は手に入らないおもちゃが眠っているかも?と思わせる雰囲気。室蘭、特に中央町で育った人には憧れのおもちゃ屋さんで、ここでおもちゃを買ってもらうことが幼い人生において至極のヨロコビだったとか。 「カラス撃退に最適」? 日常使いにオススメ? ボードゲームについてはこちらをみてね! 昭和のデザートの女王「プリン・ア・ラ・モード」などが変わらずに存在。 詳しくはこちらをみてね! 開いているのか閉店時間なのか? 途中まで開いたシャッターには「頭上に注意して下さい」の文字。これが通常営業の開き方のようです。 通れるからいいよね! 省力化の結果、なーんだこれでいいじゃないの、という結論に達したのはいつのことなのか? そうさ、世の中これでいいのだ。 地元の人いわく「ここには何でもある!」。多くはないが欲しいものがちゃんとある、こう見えてもこの手芸店は、地方商店街にあるべくしてある頼もしくもありがたいお店! 中央町1丁目がはじまる端っこの角。結構背の高いビルの一階部分。 店名はわからない。窓に書かれた「ココロの箱」というのがそうかも。 ウインドーに、毛糸のポンポンで作ったちんまいヒヨコが。 この家の人か誰かが作った、ただの飾りかと思ったら、 このヒヨコったら! ちゃんと値札が付いている。150円。 ふと見ると、 手前にも同じ質感の黄色いものが。 近づいて凝視するとやっぱりヒヨコ。 ここに飾ったのではないと思う。絶対。飾る時にポロンと落ちて、 でも拾いにくいから「ま、いっか」、だと思う。 ツリーの時期も終わったので今頃は救出されているかなあ。 レトロムロラン。 ここがどうだそこがああだとつぶやいてみれば 際限なく感じるものがあるということを改めて実感しました。 発見の宝庫、未踏の地、想像力をかきたてられる商店街・室蘭中央町。 気持ちもゆるむツッコミウインドーショッピング、また、まいります。 ※記事の内容は取材時の情報に基づいています。(取材2016年) 《他の特集を読む》 |