■究極のリサイクルラインを支えているのは。。。
クリーニング機器によく使われる部品のひとつ、”トラップ弁”です。
当社は、ストレーナー付き、オーバーブロー付きのディスクトラップなるものを装着している箇所が多いです。
さて。。。工場内各プレス機器、乾燥機の熱源はすべてボイラーから炊きあがる蒸気をあちこちで使います。
では、この蒸気を使っている仕組みについてクリーニング機器は常に100%ビッシリ稼働をしているわけではなく、呼吸と一緒で、動く時と休む時を繰り返します。物理的に当たり前です。
例えば、乾燥機にしてもサーモ温度が付いていますので、目的としたい温度に到達すると、一時的に蒸気弁は閉鎖します。
ここが問題の瞬間です!!
突然「今だけは、蒸気を必要としない!」と一時的に通行止めになるのです。配管そのものは、蒸気を別なところに逃がさなくては、循環された新鮮な蒸気を維持することができなくなります。いわゆる”帰りの配管”という経路です。
この帰りの配管に、写真のトラップを装着することで、蒸気からお湯に変換し、蒸気そのものの筒抜け状態を抑止できるのです。
そしてそのお湯そのものも、今度はボイラーを炊く給湯タンクに再利用し、ボイラー給水は冷水ではなくお湯炊きから起動することができます。
私がこの仕組みをはじめて知った時は、感動の究極リサイクルだと思いました。水炊きとお湯炊きだけでも、正直コストは10倍以上違うでしょう。
この仕組みの職人的部品が、”トラップ”なのです。
このトラップ能力にも寿命や故障がありますので、日頃から気配りする必要があります。
そもそも、トラップという単語を訳すと。。。
”罠”だそうです。
やや納得できない意味も含め、罠が潜むクリーニング工場???
、、、こだわりの物語でした。(笑)
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