■「文楽」当選!行ってきました。
先日、こんなメールが届きました。 いつもむしゃなびをご愛顧頂きありがとうございます!
お申し込み頂いておりました文楽のチケットがご当選致しましたのでご連絡させて頂きました。---
少し前に、むしゃなび内での懸賞に応募していたのです。でもすっかりそのことを忘れていたので最初はなんののことだ?と思いました。しかも、文楽って???
あわてて、調べてみました。
すると、人形浄瑠璃・文楽といって、人形を使った日本の古典芸能ということでした。
しかも、西洋のマリオネット--あやつり人形--ではなく、1体の人形に3人の黒子がついて顔や手足を動かすというものでした。
子ども達も興味津々で、行きたい!というので、慌ててチケットを購入。
あらすじをネットで調べて、動画も見たりしましたが、何を言っているのかさっぱりわかりません。
でも、興味はたっぷり。
フランス人の友達と一緒に、とにかく、会場へ出発!
来ていた方のほとんどは、60代以上の女性たち。小学生も7、8人はいたでしょうか。
解説者のお話は結構難しく、子ども達だいじょうぶかな?と思い始めたころ、第1部が始まりました。
まずは、お祝いの席のおめでたい踊り。きれいな衣装を身に着けた、2人の男のお人形が面白おかしく踊ります。
ちょうど目の前に、語りと三味線の席が設置されていて、2人の語り(うた)と、2人の三味線の生演奏付きの舞台です。
2人の踊り手は客席の方にも繰り出して、すぐ近くを通って行きました。
お客さんみんなも、拍手喝采。
だいぶ緊張がほぐれたところで、第2部が始まりました。
お題は「壺坂観音霊験記(つぼさかかんのんれいげんき)」。
先程とは違う年配の方たちが人形を操ります。
語りをするのも、三味線も、さっきよりも年季の入った方達。
語りの方が、「お里」という女性と「沢市」という盲目の男性と「ナレーター」の3役を務めます。
三味線の音が、また、とても味があります。
後半、ぱっと場面が変わり、盛り上がってめでたしめでたし。
関西弁のセリフは思ったよりもわかりやすく、お経のようなナレーションも、何とか大体は理解できて、日本古来の娯楽を心から堪能しました。
子ども達も、大体は分かったようで、「たのしかった!」と大喜び。
会場を出たところに、お人形さんとそれを動かしていた方々が待っていて、写真を撮ったり握手をしたり、いろいろ質問したりできました。
あいにく、カメラは持って行っていなくて、写真はないのですが、子どもの頭をなでてもらいました。
かしこまって見るもの、というイメージがあったのですが、大いに笑いあり、涙ありの庶民的な芸能でした。
とても貴重な経験をさせていただきました。
むしゃなび、ありがとうございます。