■夏の宿
6月の終わりからつい先日まで、旅人や、母、息子の里帰りを受け入れて一緒に過ごしていました。 WWOOF JAPAN(ウーフジャパン)のホストになっているわが家は、旅人に宿と3度の食事を提供し、泊まっている間、薪割や草取りなどを手伝ってもらいます。
まず、6月の終わりから1か月と少し、アメリカからのカップルと過ごしました。
そのあとは、母が友人と遊びに来て2週間滞在。
帰ってすぐ、バトミントンの講師を受け入れ。
少しおいて、春に下宿を始めて以来、はじめて帰ってくる息子を迎えました。
同時にフランス人の旅人を10日間受け入れました。
いつもなら、紙や鉛筆、洗濯物が散らかっているわが家のリビングルーム。でも、人がいるとみんな少しは気を付けて片付けるようにします。
食事も、いつもならあるもので済ませることも多いのですが、人がいるとそういうわけにもいきません。その旅人が好きだというものを聞いて、それを作るように心がけます。
そんな特別な夏も、台風とともに過ぎようとしています。先日、フランス人の旅人が出発しました。富良野の方に行くようです。
お客さんがいた期間中は、一緒に温泉に行ったり、洞爺湖のエビ取りに行ったり、美味しい魚やおつまみを買ってきて食べたり、いつもと違う楽しみを満喫しました。
これからは家族だけの生活に戻ります。
でも、どちらもかけがえのない日々。
いずれ、3人のこどもたちは、みんな巣立っていくでしょう。それまで、何気ない毎日だけど、きっと振り返ったら金色の日々だったことに気づくのでしょう。
いつも、旅人を送り出すときはさみしくなります。それは、一緒に過ごした日々がたのしかった証でしょう。
おおきな木は、そんな特別な夏の宿をしながらお菓子を焼いてきました。
その中で、少しお休みしていたのですがまた復活させたものがあります。
『森のフィナンシェ』
金色フィナンシェとアロニアフィナンシェを久しぶりに焼いてみました。
金色に焦がしたバターとアーモンドパウダー、そしてわが家の卵をたっぷり使った焼き菓子です。マドレーヌに似ていますが、こちらは「金の延べ棒」という意味。まさに、黄金の材料で作られます。
この秋も、いろいろ特別なイベントが待っています。
これからも、無理せず、楽しくお菓子作りをしていきたいと思います。
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