■サグラダ・ファミリアとコーヒーミル
1882年に着工したスペインのサグラダ・ファミリア 聖家族贖罪教会が去年11月に内部が完成したそうです
130年あまりを費やして、やっと内部だけ・・・
日本の建築界のスピードからすると
何とゆっくりしているのかと思われますが
32年間、石の彫刻家として建設に携わっている
日本人 外尾悦郎氏の言葉によると
1978年頃はもっと時間がかかっていたのですが
1980年代に入って、設計にPCが導入されたり、
石からコンクリートに素材が変わったりして
スピードアップされたのだそうです。
このままの建設速度だと、ガウディ没後100年の
2026年には全体が完成する予定です。
しかし、効率や合理性だけを優先して
本当にガウディが目指していた教会が出来るのか
疑問にも思います・・・
昨日、伊達のN石材さんに伺い、何年か前に
開発された石臼コーヒーミルを拝見しました。
私は、ミルの取っ手部分を木製で作る相談をされて
家具作家のOさんを紹介しました。
教会もミルも同じ、冷たくかたい石で出来ていまが
どこかあたたかく、やわらかい心を感じる
ものであってほしいものですね・・・