■竹中大工道具館への旅・1
札幌に移られた家具作家Oさんから 8月中旬に講演会の封書が届き
場所を見たら、神戸市 竹中大工道具館とありました
さすがに神戸市は遠いので迷いましたが
建築家 中村好文氏とのコラボレーションで
出来上がる作品の裏話が聞けるそうなので
なんとか仕事を調整して急遽出かけることにしました
久々の関西圏の旅なので1日目は京都泊にしました
京都でのお昼は、どうしても外せないのが
菊乃井さんの時雨弁当
6年前にもいただきましたが
平成25年に世界遺産に登録された
日本食の真髄を食べながら感じました
食事もさることながら客待ちのしつらえが
季節感を演出していています
食後に裏の方を見ると厨房が見えるようになっていて
10人以上の板前さんが働いています
中には外国の方も数人います
きっと世界遺産を学びに来ているのですね
ふくれたお腹をこなす為に散歩しょうと
ねねの道から石塀小路に
しかし京都の小路はどこにもゴミがありません
塀きわには小さな鳥居がありますが
これは、小便禁止のサインですかね・・・
今回 京都に寄った訳は
6年前にお札を頂いた青蓮院の将軍塚に
去年暮れに完成した大舞台とガラスの茶室を
見たかったからです。
東山山頂にある将軍塚青竜殿は
京都を守る四神のひとつ竜の方向、東にあります。
ここは、京都観光の隠れスポットで
ほとんど観光客も訪れないので静かですが
そのぶん交通機関がタクシーか徒歩しかありません
しかし、なんとか辿り付いて目にする
京都の町とガラスの茶室は最高でした。
吉岡徳仁作のこの茶室は期間限定で見られます
関心のない人にはあまり人気がないようですが
構想から5年もかかって完成した茶室は
ディテールを見ると、細心の注意を図った力作です。
ここ、青竜殿には6年前に御開帳になった
青不動さんが修復されて、お祀りされていました
予期せぬ再会で感激しました・・・
夕食は昼食でまだお腹がふくれていたので
京都庶民の食堂 殿田食堂の天とじうどんです
ここは先日、テレビで見たので寄ってみました
おばあちゃん一人で店を切り盛りしています
お話して今日一日の疲れが吹っ飛びました
さあ明日は目的地 神戸です。