■あたりまえ、とトーフマヨネーズ
この週末に、東京から友だちが来てくれました。 遊びに来たことはあったけれど、お泊りは初めて。
何でも珍しがって、一緒に見たりやってみたりしたいと言ってくれました。
薪ストーブを焚くのに、ガンビ(白樺の皮)を使うこと。
そしてその柔らかなあったかさ。
お兄ちゃんたちも、もうつけられます。
鶏小屋に卵を取りに行くこと。
柔くなっている雪の上を足を取られずに歩くこと。
薪でお風呂を沸かすこと。
雪解け水の入った地下水の冷たさ。
飼っていた羊のお肉を感謝していただくこと。
コーヒーの豆を手動の豆ひき器で時間をかけて粉にすること。
黒豆を炒って、同じ豆ひき器できなこをつくること。
いももちを作ったり、ごはん入りのパンを焼いたり。
うちでとれた野菜や卵の料理もおいしいと食べてくれました。
何も特別なことはなく、あたりまえの暮らしを一緒に過ごしただけなのに、とっても喜んでくれました。
来る前の日は、治療中の歯が痛くて痛み止めを飲まないとつらかったのに、ここに来たら全然痛くないと不思議がっていました。
冷たい~といいながら水しかでないキッチンで、お茶碗洗いをしてくれました。
おいしい空気と、澄んだ水と、豊富なおいしいものに囲まれているということを改めて気づかされました。
そして、心と体はつながっているのだということも。
おいしくて安全なものを食べたい。そう思って野菜を育て、にわとりを飼っています。買えばもっと安くてお手軽ですが、できるだけ種をまいて苗も作るようにします。
だいたい、自分で育てた苗は、売っているものより小さくて、結局できるお野菜も小さくなります。
それでも、自分で育てたものを食べるとき、自然に「いただきます」という気持ちがわいてきます。無駄にすることも少なくなります。
もし痛んだり、残ったりしたらニワトリさんに食べてもらいます。卵のからもニワトリさんに戻します。すると、次に産まれる卵の殻が丈夫になるのです。
全てはつながっているのです。
自分のしたことは、想いも行動も巡りめぐって自分に還ってくるのですね。
そして、起こった行動をどう受け取るか、はすべて自分のかけている色眼鏡で見ているのだということも、最近分かってきました。
いつも澄んだ目でいたいなあと思います。
下の娘もだいぶ手がかからなくなってきています。
今年は、もう少し畑に手をかけてあげたいなと思っています。
ケーキ一筋のパテシェより、わたしには半農半パテシェがむいているな、と思うのです。
その友達が、とってもおいしいトーフマヨネーズを作ってくれました。
いつもうちでは、我が家の鶏さんの卵でマヨネーズを作るのですが、植物性のこのマヨネーズはなめらかなおいしさ。
卵なしでこんなにおいしいマヨネーズができるんだと目からウロコです。
おいしいお豆腐(道産大豆で作ったもの)と、おいしい油を使うととびきりのおいしさになります。
*****万能!トーフマヨネーズ*****
<材料>
絹豆腐 1/2丁(水切りしておく)
酢 小さじ1
自然塩 小さじ1/2
砂糖 小さじ1
たまねぎ 1/4個(粗く切っておく)
おいしい油 1/2カップ
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<作り方>
1. 油以外の材料をフードプロセッサーに入れてガーする。
2.油を少しずつ垂らし入れながら、そのつどガーする。
3.なめらかになったらできあがり。
お好みで、こしょうやハーブを加えても。
ステック状に切ったきゅうりや人参、大ぶりに切ったキャベツなどにつけて。
ゆでたパスタにからめても。
フライにかければタルタルソースの様なおいしさ。
また来てくれるかな。