■朝の森の珈琲タイム
朝起きて、ご飯を作って、茶碗を洗い、掃除して、洗濯たたんで洗濯干して、薪を運んでストーブ焚いて、風呂も沸かして子どもを入れて、最後歯を磨いたら…1日はあっという間。 そこに注文が入って、ケーキ作りをしたら、くたくた。
夜はもう子どもと一緒に8時にふとんに入ったら、2度と起きられません。
そのかわり、朝は目覚ましなしでも結構早く目が覚めます。
「コケコッコー」と鶏の鳴く声と、ぼんやりした朝の陽ざしに自然と目が覚めるのです。
朝は、貴重でうれしい一人の時間。
まだみんながすやすや寝息を立てて寝ているのを聞きながら、ゆっくり豆をひいて、コーヒーをいれて飲むのが最近のお気に入りです。
20代のころは、全然興味のなかったコーヒー。
父がサイフォン式のフラスコのようなガラスの器具で、コーヒーをいれているのを見ても、特に飲みたいとは思いませんでした。
ここに移り住んで、しばらくは、出産・子育て・出産・子育てでコーヒーはおろか、ご飯すらほぼ立ち食い状態。
ゆっくり座って自分のペースで食事ができるようになったのは、つい最近のことです。
一番下の子が3歳を過ぎ、一人でできることが増えたこと。
おいしい紅茶を頂いたり、お気に入りの珈琲豆と出会ったりて、お茶の時間を楽しめるようになってきました。
珈琲豆は、札幌のこれからやさんで売っているフェアトレードでオーガニックの「東ティモール マウベシコーヒー」がお気に入りです。
フェアトレードの品を買うことで、現地で作っている人たちの暮らしが少しでも楽になればうれしいなと思うのと、オーガニックの珈琲豆は体にいいので、心にも体にもいい気分なのです。
ただし、もともとコーヒー好きというわけではないので、コーヒーは1日1杯、午前中にと決めています。よくばって、午後に飲んでしまうと、夜寝付けなくなるのです。
自分で焼いたクッキーやケーキの端っこがあればそれれらと。何もなければ、ドライフルーツやナッツ、チョコレートなどとのティータイム。
ほんの短い幸せなこのひと時が、今日も元気に過ごさせてくれるのです。