■春を食べる
散歩から帰ってきた長男が、「はい、これ。」と、何かをくれました。よく見ると、紫の花です。 娘が、道端でつんだとのこと。
エゾエンゴサクでした。
この花は大好きな花の1つです。一つひとつ微妙に違う青紫の花の色は、人間が作り出そうと思ってもなかなか難しい色です。可憐な花ですが、毎年春になると咲いて、確実に増えています。
どうしようか、少し考えました。花瓶にさすには茎が短すぎるし、沢山あります。
食べられるというのは聞いていましたが、可愛らしすぎて今まで食べたことはありませんでした。
娘が花を口に入れて、「あまーい!」と言いました。
真似して、ちゅっちゅと吸ってみると、とっても甘い蜜の味がしました。
せっかくだから、とゆでてみました。
少し水にさらして、きざんで、お醤油を垂らして頂きました。
しゃきしゃきしてちょっぴり苦みがあり、ほんのり甘い感じです。
春を食べてる!という気分になりました。
外では、キツツキのドラミングや、ツツドリの「ぽぽー、ぽぽー」という素朴な土笛のような声、野鳥のさえずりもにぎやかになっています。
何年か前に、土手につれあいが移植した行者にんにくやアズキナも出始めました。
行者にんにく
二輪草
アズキナ
今朝は、畑に植えてあるごんぼわさび(ホースラディッシュ)を掘ってきてくれたので、おろしてご飯にのせて食べました。ツ~ンと鼻に来る辛さがたまりません。つれは、涙を流しながら食べています。春においしいこの辛さです。
畑にはほかにこんなものが…
ルバーブの芽です。
黒い土の中から赤い花火が爆発するかのような、勢いがあります。
このルバーブは、やがて来る初夏にふさわしい、さわやかな酸味のスイーツづくりの頼もしい味方です。
畑の周りに植えてあるアロニアと、このルバーブのジャムは、色もきれいで酸味もちょうどよく、目にもよいという美味しくヘルシーなジャム。
大滝直売所ファーム453にも置いています。全国へ発送もします。
ぜひお試しくださいね。