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[2015.05.27]
■父のお蔭で今季初蕗ランチ。
先週から札幌の父が薪割りに来てくれています。  
 
去年家の周りの木を結構切ってもらい、大半は切ってくれた友人に切り賃として持って行ってもらいましたが、それでもまだ丸太のまま残っているものや、ぶつ切りのもの、細い枝などもありました。  
 
雪が溶けて、改めてよく見てみると、思ったよりもたくさん残っていたのです。  
今年の薪は十分足りるくらい。  
 
今までは薪の入手も不規則だったので、ひと冬ぎりぎりの量だけやっと準備できるようなことが多かったですが、今年初めて沢山の薪を残して春になり、薪が豊富にあることがどれだけの安心感なのかを初体験しました。北国では命をつなぐ大切な火の素です。  
 
灯油も使っていますが、薪ストーブから壁を2枚隔てた工房で使うためが主で、補助暖房的にお世話になっていて、メインは薪です。  
 
手を痛めてから、いつまで薪でやっていけるかなと思っていたら、二つの病気を克服した父が復帰してくれまして、月に一度、1週間くらい大滝に来て、春から晩秋まで薪のお世話をしてくれています。  
 
一時期は出かけることもままならず、大滝にも1年くらい来られずにいた父が、元気で朝は8時前から、夕方5時位まで、食事のとき以外ほとんど外にいて、休み休みですがずっと薪と向き合っているのが本当に信じられないくらいありがたいです。  
 
体調もとてもよいようで、ごはんもおいしいおいしいと言って食べてくれ、温泉に入って早くに布団に入り、朝までぐっすり眠ります。  
 
父も苦労人なので、親孝行がわたしの夢でした。  
 
大滝に来たのも、家と土地があれば畑を作り、昔ながらの保存食の知恵を使っていけば食べるに困らないし、山があれば薪もとれるし、温泉があれば寒い冬でも芯から温まることができる。  
 
なにかあって、流通が途絶えても、電気やガスが止まっても、少なくとも子供たちにひもじい思いをさせたくない、都会にいる両親や家族を迎えても大丈夫なように…  
 
たとえ借家暮らしの家族の家に何かあっても、  
ここに来れば大丈夫だって言えるように…  
 
何故か20代からこんなサバイバルな考えを持っていて、これからの生き方は田舎暮らし!と強く思っていました。  
 
このころから20数年、ここにきて15年、  
手さぐりの暮らしでしたが、  
うちに来てくれた時の今の父の幸せそうな顔を見ると  
ああ、本当にここにいてよかったなあと思うのです。  
 
この土地の恵みが父に楽しみと幸せ感をくれている。  
ここに住んでいなかったらできなかったことです。  
この地の空気、光、水、食べ物全てが、  
父に元気をわけてくれている。  
何とありがたい親孝行をさせていただけるのでしょう。  
 
大滝だから、土地もきれいで豊かで、清らかで、  
大滝だから、水も豊富で温泉もふんだんに湧き、  
大滝だから、人のつながりでこの土地を預かり、  
今まだ整頓途中ですが  
この地を先に残す価値のある土地にして、  
いままで沢山お世話になった地域に恩返しする。  
それがわたしの望みです。  
 
身体はひとつなので、何をするにものろいですが、  
のろくても少しづつでも形になって、  
いつかあれ?というように気がつくと変わってた、  
くらいのカタツムリの歩みかもしれませんが  
去年より確かに少しまた変わっています。  
 
去年増やしたグラウンドカバーの花が、  
きちんと越冬して増えて咲き誇っている。  
 
 
移植してから4年目で、ようやく群生してきたヤロウ。こぼれダネでも増えてきた。  
 
ミントが数倍に増え、庭の雑草を抑えてくれている。  
虫よけにもなる。  
 
去年思い切って剪定したアロニアの古木が、  
いい具合に新芽が出て軽やかに伸びている。  
さし木にしたものもほとんど越冬して  
花芽をつけたものもある。  
 
株分けを豪快にし過ぎたうえに、毎年草刈りが遅れていじけてしまい、7年たってようやく目立ってきたルバーブ。今年立派な株を分けていただいて、倍になった。  
 
林の中でひょろひょろと群生しているモナルダを、  
家の前に持ってきたら倍増え!  
日向のほうがいいと教えていただいたので試したら  
花の大きさも数倍に。  
 
まだ一見わからないくらいの変化ですが  
これから倍、倍になって見違えていく、  
その兆しがあります。  
 
この土地のものを生かして。  
ここに似合うものを増やして。  
これからは自然が宝の山です。  
 
まだ風邪が抜けず、せき込むととまらないので  
今日も中仕事中心かなと思いながらふと、  
明日札幌に帰る父にまだ蕗をごちそうしていないことを思い出しました。  
 
父に話したら、取ってきてくれるとのこと。  
私は大なべでお湯を沸かしながら、  
工房でお菓子の仕込みをさせていただきました。  
 
父の取ってきた蕗ををすぐにゆでて皮をむき、  
いただきものの大きな干しシイタケと昆布とともに  
濃いめの出汁で炊きあげました。  
 
今日のランチはこちら。  
 
蕗とシイタケの煮もの  
大豆肉と野菜の炒り鳥風(息子のお弁当メニュー)  
高野豆腐のソテー  
伊達産あやめ雪かぶの浅漬け  
煮込み手打ちうどん  
 
父は蕗をとても気に入って、  
おいしいおいしいと食べてくれました。  
 
父のお蔭で、初蕗。  
 
私だけなら、へろへろで今日は蕗取りには行けなかった。ありがとう。おかげさまです。  
 
半分父作だから、  
明日の手土産に、詰めてもっていってもらいます。  
 
来月は、父の日がありますね。  
またその頃来てくれるので、  
大滝づくしのおもてなしができるよう、  
今度は体調管理をもっとしっかりしようと  
心に誓いました。  
 
風邪でへろって動けないのも、  
こうしてしばらくぶりにブログを書けたりして  
これはこれでやはり恵みかなと。  
 
すべて無駄なことはなし。  
そういうことですね、きっと。  
 
今日の写真はこちら  
 
早朝の双子羊蹄  
 
こちらもまた青いのです。  
美しいですね~。  
 
では皆様今日も良き日をお過ごしくださいませ。  
 



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